ダン・ビガーは、無観客でのプレーがウェールズのシックスネーションの成功に悪影響を及ぼすことを懸念しています。

王者の最初のホームゲームは2月12日にスコットランドと行われますが、ウェールズ政府が課した新型コロナの制限により、屋外イベントの観覧は50人しか許可されません。

このガイドラインは毎週見直されており、オミクロンの感染者数が急増する中、マーク・ドレイクフォード大臣は、シックス・ネーションズに間に合うようにファンの帰還が許可されるとの確約を拒否しています。

このままだとウェールズは3月にフランスとイタリアをプリンシパリティ・スタジアムで迎える予定で、大会の半分以上をホームグラウンドで、わずかな観客で戦うことになります。

一方、イングランドでのスポーツイベントは、当分の間、規制を免れ、2月26日にウェールズがトゥイッケナムを訪れる際には、82,000人の満員の観客を前に展開されます。

ビガーは、ルールが緩和されない限り、ウェイン・ピバックのチームはカーディフでプレーする利点を放棄することになると主張しています。

「ファンがいてくれたら最高なんですが。ファンがいるのといないのでは、試合に大きな違いが出ます。秋に観客が戻ってきたのを見たでしょう」と、ノーサンプトンとライオンズのプレーヤーは話しました。

「ゲームに来る人は全員二回ないし、三回のワクチン接種を受けているパスポートを持っている必要がありますし、屋外のイベントなので、なぜ許可されないのかわかりません。安全である事が最も重要ですが」

「クラブの試合やシックス・ネイションズに観客が集まらないとしたら、それは大きな、大きな後退でしょう」

「私たちは観客がいない状態で多くの試合を行いましたが、最初の数試合を見ると、ほとんどトレーニングゲームのように感じられました」

「トレーニングマッチのような感じで、勝ち負けはあまり関係ないような気がしました。ホームでプレーする利点がなくなってしまうのです」

スコットランド、アイルランド、フランスでも人数制限を設けているが、イタリアでは予防接種の証明書を持参すれば、満席でもOKとなっています。

「イングランドのクラブと契約している事にホッとしています。ウェールズの他の選手たちは、かなりフラストレーションが溜まっていると思ます。それは普通のことで、フラストレーションにしかなりませんよね？」とビガーは話しました。

「今、政治で違うことに首を突っ込んでいるかもしれませんが、全ては足並みを揃えるべきだと思います」

「シックス・ネイションズのようなイベントや、英国内外のゲームのために、ある種の理にかなった結果が得られることを望んでいます」

「みんなが安全で二回接種が完了していれば、観客を集めることは理にかなっていると思います」

ビガーはノーサンプトンとの契約を18ヶ月残しており、32歳の彼はフランクリンズ・ガーデンでの生活をトロフィーとともに終えることを決意しています。

「トップ4から滑り落ちましたが、もし日曜日にサラセンズに勝てば、おそらく再びトップ4に返り咲くでしょう」

「今後1年半でシルバーウェアを獲得することができるかが、私にとっても大きな目標です。クラブはそのために大きく前進しなければなりません」