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2024.1.30 石油の貿易 取引先を変更

昨年のクリスマス前までに調整していた石油商品の貿易。今朝、仕入元に断りを入れたので正直に書くが、オランダはロッテルダムからの出発の予定だった。
しかし購入側が米ドルの調達でもたつき(クリスマスと言うタイミングがまずかったのもある)、その結果、出荷は延びることになった。

ところが、こんなタイミングがあるの?と言う感じで、紅海でのフーシ派の貨物船への攻撃が始まり、その後激化。
このクリスマス時期に欧州を出発した船舶が、スエズ運河手前で引き返し、その船100隻以上と言う大混乱に陥った。

これらのゲリラ的な攻撃は保険が満額降りる事はまず無いので、一旦、様子を見ることにした。
そして現地の情報を集めたが今朝、これは無理。欧州からの出発ルートは止めておいた方が無難と言う結論に達した。

売元に「申し訳ないけど、この状況が改善しない限り無理だ」と伝える。
ウダウダ言ってきたが、この状況ではどうしようも無い。
ウチのは20,000t級の比較的小ぶりなタンカーだが、一回の取引が日本円にして約10億円。当然、ウチなんかの規模では失敗は絶対に出来ない。 

そこでこの案件に協力をしてくれていたホー伯母さん(カジノ王であった故スタンリー・ホーの兄弟の孫)に助けを求めた。買う側はモノが無いと困るので「何とかしてくれ」状態なので。
ホー伯母さんは「分かった、出発地点を考えよう。こっちからリクエストを出すから、これとこれと、このリストを出しなさい」と指示をくれた。ひとまず安心。

買う側には事情を説明した。当然、理解してくれたし「お前、良くそんな色んなルートあるな?」と驚かれた。買う側のコーディネイターは幼稚園から中学まで11年間も同級生だった幼馴染なのでやりやすい。それは助かっている。

午後、モータースポーツ会社のMTG。しかし時間が分からない。
出席者はウチ、アンドレ・クート、ドライバーもしくはマネージャーと聞いていた。ヨーロピアンだから「夜だよね?」と勝手に思ってIKEAのcaféでコーヒーを飲んでいた。
客のいない奥まったスペースがあり、いつも空いているのでゆっくりするかと思いきや、

窓際はいつも混んでいるが、この奥まった場所はいつもガラガラ

突然アンドレから「OK!15分後ね!」
OKじゃねーよ…ダッシュで事務所に戻る。

その前に数日前に解決した食品会社とweb mediaとの拗れた問題。食品会社側から連絡が来て「あとこの一言を入れて貰えませんか?取引先に見せたいらしくて」との事。
今日は時間が無いので明日に持ち越す。

ほうほうの体で事務所に戻りすぐにミーティング。
早足で歩いたので還暦の膝はガクガク。
元々同意はしていたが、詳細は詰めていなかった。
ギリで2,300万円あれば出来るが、彼の予算が1,600万円しか無い。しかし足りない分はこちらがスポンサーで埋められる金額だったのでOKを出した。
マネージャーは「これ以上出せないけど良いか?」と言ってきたが、スポンサーからは「走るんならカネは出す」と言われていたので始めた方が利口と言う考え方。
今週中に契約書を送る事を約束。
ドライバー側も「サインしたら一括で払う」と言う事で合意。
本当は明日から手を付けたいが、明日から数日間、アートギャラリーの仕事が入っている。もどかしいけど先に入れてしまっているのでどうにもならない。
もちろんお仕事なので、ありがたく請けております。
会社の売上としたら一月は石油貿易が流れたのでまさかのゼロ?と内心焦ったが、このレースの件があるので€100,000(約1,600万円)の売り上げが立って助かった。
2024年、ドタバタはあるものの1月の売上げ1,600万円は幸先よいスタートとなりました。




モータースポーツに関わって30年。国際感覚は誰にも負けないと自負しております。国内外のモタスポに関する問題を常に提起していきます。