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発達支援ぎゃおフェスタ開催の想い

子どもたちとの関わり方と、可能性を教えてくれたのは
先輩教員でもなく、有名な先生でもなく、初めて1年生を担任したときの
子どもたちでした。

1年生って宇宙人らしい…。そんな都市伝説にも近いような言葉に
戦々恐々としながら迎えた4年前の春。
最初で最後の1年生の担任となった時の入学式。
1年生とうまくやっていけるかな…。実はどの子ども達よりも
私が一番不安でした。それまで高学年の指導が多く、
好きな教科も「社会」や「理科」と1年生には無い教科…
どうしよう。と考えながら通勤していたのを最近のように思い出します。

初対面の入学式、なんとかみんな緊張しながらも挨拶や入退場を無事に終え
「なんだ、みんなすごいお利口にできる子たちじゃん!」と思って
次の写真撮影に挑んだ時、「はいチーズ!」の掛け声では無く、
カメラマンもたじたいじの「グリンピース!」の大合唱。
おおお、こういう感じが1年生…宇宙人なのか!!

ひらがなを全部書けて読める子や繰り上がりの計算なんて余裕!
といった様子の子から
自分の名前って、と一生懸命に机の名前カード見て鏡文字で写す子
いろんな様子の子どもたち数十人を迎えての学校生活。

大好きなモンスターボールを問題にしたり、
大きなかぶってどれぐらい大きいの?って
皆で新聞紙や段ボールで作ったり
よくわかんないルールでの休み時間の鬼ごっこ
突如リクエストが入るダンス披露係の提案であったり

学校という場所に子どもたちが慣れてきた1学期終わりに
私はふと思ったのです。

「1年生ってすごい。この子たち、なんだって出来るやん。」と

1年生だから、って可能性をつぶしていたのは私の
1年生だから〇〇という決めつけでした。

勉強だって、先生が1人しか教室にいなくても
「お助けマン参上!」って何人も赤鉛筆もって
回って教えあいをしていました。

お楽しみ会だって先生はもうゲスト。時間と物だけ
用意してね!って感じで、どんどん回していけるんです。

最初で最後の「担任した1年生」は、私にすごく
大切な事を教えてくれました。
「1年生だってなんでもできる」
「大人が決めつけたらそこで止まる」
「大人の方がもっと柔らかくならないと」

今の働き方や子どもたちとの関わり方の
大切な根っこを教えてくれました。

発達支援ぎゃおフェスタの開催意義は
この私の経験にあります。

映画「こどもかいぎ」では、子どもたちが真剣に
「いのちって何」「宇宙人っているの」などを
子どもたちの言葉で対話します。
私が1年生を担任して気づいたように、
大人になったら失う「感覚」をもう一度
教えてくれる、考えさせてくれる内容です。

灰谷孝先生と私の講演では、
映画を見た後の皆さんとだからこそ作れる空間や雰囲気を
大切にしたいと思っています。

「こどもかいぎ」で一生懸命に対話する子ども達から
学んだあとは、大人の出番です。
「悩んでいる、困っている」子どもたちに何ができるのか
目の発達支援の専門家である灰谷孝先生と発達と自律神経の専門家である
私から、令和を生きる子ども達に必要な目と心のサポート法を
お伝えします。

保護者の方や、支援者の方、学校や幼稚園保育園の先生に
是非来ていただきたいのですが、私はあえてこういったくくりは
必要ないと考えています。

この私の文章からピンと来られた皆さん是非
3月20日滋賀県甲賀市のプララでお会いしましょう。

詳細、申込みは以下のアドレスより
https://guyaoseiryouin.hp.peraichi.com/festa3.20


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