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2024 #3 松本×横浜

※サムネは2022年に撮ったものです。この機体は引退しません


前半メモ

試合序盤。横浜は5-3-2、松本はダイヤモンド型の4-4-2のブロック。お互いに探り合い。パスミスで自滅かロングパス一本で活路を見いだそうとする。

12分、山本康の左からの惜しいシュート。5バックの横浜は中央に集まっているから、スライドする松本がサイドで優勢。サイドを変えるクロスはきれいにつながるが、その後クロスが合わない。

村越の動きがいい。琉球戦同様、ポジションを飛び出してくる。馬渡のカバーリングもいいから思い切って行ける。23分には相手のクリアミスを拾って惜しいシュート。

GK児玉が前に出てくると、味方も慌てる。

松本は全体的に、味方を探してからパスを出して動いているため、動きにスピードがなく、引いた相手を崩すことができていない。コントロールして、探して、それからパス。相手がそれをさせてくれているというのもあるが、相手にとってはそれでOKだからやらせているわけで、それを良しとしてはいけない。
この状態だと人数的に浅川に収めるのも厳しい。どうしてもサイド経由になってしまう。

松本がじっくり回し、横浜が単騎・ショートカウンターで突っ込む。琉球戦と比較すると、互いにシュートまで持ち込む展開は少なかった。


後半メモ

後半のチャンス2つ目で横浜が先制。0-1。右でピーダーセンがキープ、マイナスに折り返して山本凌太郎。ボックス侵入された時に全員ボールとゴールに意識が行っていて、飛び込んできた山本を誰も捕まえられていなかった。

松本は追いかける形。もっと判断スピードを上げないと自陣で固める相手は崩れない。

56分、滝の惜しいシュート。スピードがあっていい形でシュートまで持ち込めた。滝の良さが出た。

松本は守備時に脚が止まっている。構えてしまっている。

67分、馬渡のワンタッチから流れるようなパス回し。オフサイドにはなったが、相手を釣り出してスペースを作りつつフィニッシュまで持っていく流れ。スピードがあってよかった、理想的な流れ。

山口と龍平が入ったことで左サイドに躍動感が出始める。山口が積極的に受けに行く動きがいい。

77分、PK獲得。山口のコントロールで土舘のバランスを崩して、土舘のハンド。浅川の今季初ゴール!1-1、やっと追いついた。

終盤は横浜の陣形が崩れてしまったこと、追いついた松本に勢いがでたことで、松本がずっと攻める展開。やっと必死さが見えてきた。横浜は勝点1でもOKに見える。


試合終了

試合終了。1-1。後半に先制されて、交代もあって、相手が前から行くのか守るのかバラバラになってくれたのもあって、なんとか追いついた。

シュートまでの形は作れているものの、スピードを持って相手を釣り出すような自らチャンスを作り出す頻度が期待するほど多くない。この試合は流れを変えたという点で途中投入の山口が一番よかった。ピーダーセンジョンは覚えた。

なんとなく勝つよりは、はっきり勝てない方が尻に火が点くという意味ではいい。昨年あれほど見た安い失点、シュートを20本以上放ちながら1得点止まり。3試合時点でそこまで悲観する必要はないが、昨年と大きくメンバーを替えて戦っているからこそ、昨年とは違うサッカー・結果をもっと出して欲しいと感じる。


最後はパウリーニョの引退セレモニーに全部持っていかれた。2018・2019年の中心選手がまた一人引退、時代の流れを感じる。

2019年 広島戦(2-2)

パウリーニョ、お疲れさまでした!



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