「その空気感に取り込まれる」・・・座☆吉祥天女公演「むかしも今も」
俳優の森章二さんに誘われて、座☆吉祥天女の公演「むかしも今も」を
深川江戸資料館で拝見した。
座☆吉祥天女は、女優の井口貴子さんと高橋典子さんが、2010年に旗揚げした劇団。
今回は山本周五郎を原作にした「むかしも今も」。
まず、丁寧に作られている。
大上段に構えるケレンミ味ではなく、一言で言うと丁寧な芝居だ。
衣装も結髪もしっかりと作られた芝居で、物語と紡いでいく。
その静かな展開に、初見の人は少し戸惑うかもしれない。
第一幕はゆったりと人物像を描き、
第二幕になって、少し展開が早くなり、事件も起こるのだが、
全体を通して感じられるのは、この劇団独特の世界感なのであろうか。
具体的にどれが、という言い方は難しいが、ある種の空気感にも近い
ふわっとした個性に観客は包まれていく。
気が付くと、何となく次回も見てみたくなってしまうのだ。
今回の公園は既に終了しているが、次回は第20回。記念の回にどのような芝居を見せてくれるのか、早くも楽しみである。
座☆吉祥天女の公演情報などは下記でご覧ください。
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