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書籍紹介 『システムの問題地図』

こんにちは。髙木 咲希(ぎっさん)です。

今日も読んだ本を紹介していきますー!

『システムの問題地図 ~「で、どこから変える?」使えないITに振り回される悲しき景色』 沢渡 あまね (著)

https://goo.gl/adT9hs


「システムを新しくしたらかえって仕事が増えた、なんとかしてくれ」
「こんなシステム使うなんてめんどくさい、元に戻せ」        現場の生産性を向上させるためのシステムが、なぜ使えない・使われないものになってしまうのか?
システムを「使う人」「作る人」「守る人」いずれの立場も経験した著者が、問題の原因を図解で示しつつ、解決策を教えます。 

- amazon 「BOOK」データベースより


著者の沢渡さんは数々の業務改善に関する書籍の出版や講演を行われています。このnoteでも紹介させて頂いていますので是非合わせてご覧ください。


下のnoteで紹介させて頂いている書籍は、業務改善を始めたい人にまず読んで頂きたい内容です。↓↓↓


沢渡さんと、業務アプリ作成ツール「kintone」のPM 伊佐さん、「働き方と業務改善を求める 現場リーダーのためのクラウド活用メディア 『ASCII Team Leaders 』」編集部 大谷さんの対談記事について感想をまとめたのが下の記事です。

3日間にわたる長文で感想を書きましたのでお暇なときにでもどうぞ。


* * *

開発者として勉強になる点は勿論沢山あるのですが、是非kintoneでアプリを作成したり、Zapaierで業務の自動化を進めている業務担当者の方に読んで頂きたい本だなぁと思いました。


SEという職に付いている自覚がある方は、SEの教科書的な書籍を1度は手にとったことがあると思います。

要件定義の指南書であったり、プロジェクトマネジメントついてだったり、開発手法であったり。「これを学んだら良い仕事を進められるのではないか」と学ぶ内容についてある程度想像がついていて実際にそれぞれの各テーマに関して深い知見を得る工夫をされていると思います。


私が業務ハックを担当させて頂いてるお客さん 見ていて気付いたのですが、「kintone」を始めとした現場の方が気軽にシステムを組めるサービスが出てきて、そういったシステムを組んでいる現場の方もSEが学ぶであろう知識を持つともっと思ったように進められるんだろうなと感じています。

最終的に行き着く考え方はだいたい同じかなぁと思うのですが、現場担当者からすればそういったシステム開発についての考え方が体系的にまとまっているという発想がまず無いだろうなと思います。

また、あったとしても専門的な印象が強いため自分が学ぶ内容だとは思わないだろうなと感じます。

自分で進め方を模索するのも勿論想像的で楽しいのですが、既にある手法をいれとくとより視野が広がっておもしろくなるのではないかと思うので、是非現場の方にもシステム開発ってどんなものか知っていてただきたいです。

ただ、業務改善していきたいと思っている方は忙しい人だと思うので、深く学ぶというのは大変だと思います。

今回紹介させて頂いた書籍はよくある問題を広く取り扱っていますし、専門的な用語に関しては深く突っ込まず、実態のイメージが付く程度に説明が加えられ読みやすいのでそういった簡単に学びたい方に是非オススメしたい一冊です。


* * * 

自分の身近な人達を想像して、kintoneでアプリ作り始めた現場担当者がぱっと思い浮かんだんですが、システム開発を依頼したいと考えている方も読むと、開発側の思いも理解でき良い開発に繋げていけると思います!

是非読んでみて下さい! では〜。


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