システム導入時に必要なハンズオン

こんにちは!髙木咲希(ぎっさん)です。

システム開発者として業務改善に携わる中でよく出会う問題。

「作ったのに使われてない。」

開発者としてとっても悲しい状態です。この状況を打開するのに取り入れ始めたのがハンズオンです。

最近では「使われている・いない」の状況を確認するまでもなくシステム導入時には現場メンバーを集めて行っています。今回はその取り組みについて紹介したいと思います!


そもそも、ハンズオンとは何か?

体験学習を意味する教育用語。参加体験、実用的体験、インタラクティブ体験、実習、実験、体感など、体を使うことによる学習補助教育手法を指す。

( Wikipedia より)

講義形式ではなく、実際に手を動かしながら学ぶ方法の事を指す言葉でエンジニアの勉強会でもよく取り入れられています。

学ぶとは少し違うかもしてませんが、この方法にならって各自にシステムの利用を任せるのではなく、説明を加えながら実際に一緒に機能を試していくという機会を設けています。


やってみて気づいたのは、案外ログインするところに手間取って使い始めるのを諦めちゃう場合多いということです。

「そんなこと?」と感じると思いますが、何をやれば良いのか手順が見えていない作業は、やり終えた後でしか簡単だということは分かりません。

管理者に招待したよとは言われたけど、招待メールどこいったんだ?とか

メールボックスから探そうにも、サービスの名前なんだっけ?とか

日常の業務に追われている中で例外的な作業を挟むのが面倒くさいという気持ち、私は凄くよく分かります。


ハンズオンを通して利用を開始し始めれば、分からないことがその場で解決出来るのでとっても快適です。

一見時間を取られる機会に感じますが、各々が説明書を読んで使い方を理解するよりは一度の説明で複数人の人が理解できるこの機会は効率的でしょう。

また、質問に回答する側から考えても同じような質問に何度も応える手間がかからず、とっても楽ちんです。

1人の疑問が複数人の理解をより深めてくれるという面でも、現場の人を集めたハンズオンの機会は価値ある時間だと感じています。


ハンズオンの機会を設けずとも「明日からはこのシステムしかつかえません。」と決めてしまえばシステム利用の緊急度が上がり、使ってくれるようになるかもしれません。

それが必要な場面もあるとは思いますが、「分からない」が積もってシステムの印象や、業務改善を進めることへの印象が悪くなるのはとても残念なことだと思います。

「案外自分でも出来るもんだなぁ。」そんな期待感を持ってもらえるような進め方の1つとしてハンズオンは活用出来る方法かと私は感じています。

是非皆さんもkintoneで作ったアプリを社内に展開する際や、新しいシステム導入する際は試して見て下さい!

ご感想お待ちしております。

では〜。



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