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司法試験パソコン受験に向けてやること3選

2026年から司法試験のパソコン受験がスタート


2026年から司法試験のパソコン受験がスタートします。
 
既に海外の国家試験では導入されているのですが、日本の国家試験では初となります。

具体的には、あらかじめ法務省が用意したPCを使用して司法試験の論文式試験に解答していくという形になります。

インターネットには接続されないスタンドアロンでのパソコンとなっています。

問題文や六法はどうなるのか。短答式はどうなるのか。コピペやショートカットキーなどは使用できるのか等、詳細は決まっていません。

司法試験のパソコン受験でやること


司法試験PC化に向けてやるべきことは、以下の3つです。

 ① タイピングの練習
 ② 時間管理の徹底
 ③ 規範のでっちあげの活用

です。
特に、③は意味不明と思われるので、以下で解説します。

① タイピングの練習

まず、1つ目のタイピングの練習ですが、これは説明不要ですね。

筆記の場合は、ボールペンとか万年筆にこだわっていた方もいると思いますが、これからタイピングのスピードと正確性が重要になります。

これは、実務でも必要なスキルですので、司法試験の段階から鍛えておいて損はないです。

また、ショートカットキーが使用できるかどうかは分かりませんが、さすがに使用できないということはないのではないでしょうか。

そうすると、例えば、コピペをするときは、ctrlキーとCキーを使用するなど、瞬時にショートカットを使いこなせることが重要になります。

なお、司法試験のパソコン受験時の時間配分について、以下の動画で、具体的なシミュレーションをもとに解説してますので、よかったら、参考にしてみてください。

② 時間管理の徹底

つづいて、2つ目は、時間管理です。

司法試験では、A四8枚分の答案用紙を使っていました。

当然、書くだけで相当な時間が必要になります。

これがタイピングで済むわけです。

また、コピペや挿入ができることも大きな変更です。

今までの試験では、書く順番を間違えたら、一度全部消して、再度書きなおさなければなりませんでした。

それが、パソコンを使用できれば、コピペで済むんです。すごく便利ですよね。

さらに、あとから「あれ書くの忘れたー」となった場合は、今ままでは、吹き出しを書き足して、文章を挿入していました。

見栄えが悪かったです。

それが、パソコンを使用できれば、後からどんな文書でも書き足しができます。見栄えも変わりません。時間もかかりません。

このように、司法試験にパソコンを使用できることになって、文章を書く時間は減る一方、思考にあてられる時間は大幅に多くなります。

今までのように答案構成を短時間で済ましたら、

「思ったよりも時間があまってしまった!!」
「他の受験生は、びっちり書いてるのに~~」

な~んてことのないように、時間配分に気を付ける必要があります。

③ 規範のでっち上げの活用

3つめは、規範のでっち上げの活用です。

「でっちあげ」って・・・何??

って思うかもしれませんが、これは未知の問題の規範部分の書き方の戦略が変わってくるということです。

法的三段論法は大事

まず、当然ですが、司法試験の答案は、法的三段論法を意識して書くのが重要です。

法的三段論法とは、まず、規範を定立して、次に事実を摘示して、これを規範にあてはめて、結論を出すという作業のことをいいます。

法律の文章は、この三段論法で書くのが非常に重要です。

とりあえず規範を書くのが大事

しかし、未知の問題では、ある条文の文言の解釈が問題になっても、規範部分を短時間で書くのは難しいです。

規範は、その理由を法律の仕組みや背景から導きだすことが定石となってますが、これが中々難しいのです。

特に、司法試験は時間制限があります。

理由付けが思い浮かばずに、ペンがそこで止まって、時間オーバーという受験生の方が多いのです。

しかし、時間オーバーはなんとしても避けなければなりません。

かといって、規範を一切かかずに事実の摘示と評価だけで答案を書くのは法律の文章とはいえません。

そこで、私は、理由付けを思いつかなければ、とりあえず規範をだけを書いて、答案を進めるということ推奨しています。

理由付けは、一通り答案を書いた後で、後で、挿入すればよいのです。

この「後から挿入」というのが、試験のパソコン化によって容易になったのです。

この発想ができるかどうかが、2026年以降の司法試験では重要になってくると思います。

まとめ


司法試験のパソコン受験化によって、

 ① タイピングの練習
 ② 時間管理の徹底
 ③ 規範のでっちあげの活用

が重要になってきます。

2026年に司法試験を受ける予定のある方は、漫然と試験を受けることがないように、今のうちから対策を考えておくことをお勧めします。


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