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貧乏は生活習慣病?

私は本業ではないものの、FP2級の資格を持っていて、ちょくちょく周りから家計の相談を受けることがあります。

とはいえプロではありませんのでもちろん無報酬ですし、気軽な形でお茶会のような相談にしてもらっています。(本格的な相談はやはりプロの方の方が安心だと思うので)

で、そんなボランティアのような家計相談ですが、かれこれ5年近くも活動していると、家計管理というのはつくづく「収入より習慣なんだなぁ」と感じることが多々あります。

極端な話、世帯年収800万円のご家庭よりも世帯年収400万円のご家庭の方がきちんと貯蓄されていることとか珍しくないんですよね。

年収に倍の差がありながらも収入の低いご家庭の方が貯蓄が多いって….

やはりお金って上手に扱わないと簡単に飛んでしまうということですね。

私が拝見してきたお金の貯まらないご家庭の特徴で多かった印象があるのは以下のようなご家庭です。

正社員同士のガッツリ共働き
② 食材は宅配サービス系や惣菜購入を多用
③ 週末は必ず外食
④ 何でも「人よりちょっといいもの」で揃えたい
⑤ 家も車も新築・新車が当たり前
⑥ 旅行やレジャーは義務レベル
⑦ 教育費の予算を設けていない
⑧ 月々の家計管理を夫婦で共有していない(又は別財布)
⑨ お付き合いのあるご家庭もよく似た金銭感覚

全てが全てってわけではありませんが、上記のような傾向が多く見られるのが共通点だと感じています。

要するに夫婦でしっかり働いているパワーカップルのご家庭だけど、それが故にプチリッチな生活が手放せない、といったところでしょうか。

そしてよく似た金銭感覚のご家庭同士でお付き合い(特に子どもを通してのお付き合い)があると、やはり他のご家庭との比較もあり、中々生活レベルを下げられないと言った傾向にあるようです。

お金を使っている分、日々の生活は楽しいものだと思うのですが、実際家計の中身を見せていただくと、私ならとても本心から楽しんでいられるような余裕がないご家庭もありますので、日々の習慣やお付き合いというのはやはり大きな影響力があるのだと思います。

私のように長年シングルマザーをしてきた劣等家庭であれば、最初から平均以下の立ち位置に抵抗はありませんが、しっかり稼げれば稼げるほど財布の紐は緩みやすいのかもしれませんね。

せっかくしっかり稼いでらっしゃるのに勿体無いなぁ、、と思ってしまいます。

とはいえ、本心を言うと「あんな風にお金を使えたらさぞかし楽しいんだろうなぁ!新しい経験や感動もたくさんあってワクワクするんだろうなぁ☆」という羨望の気持ちもある私。

お金を使うことで得られる素敵な経験がこの世の中には溢れるほどありますし、お金は遣う時に一番価値が発揮されるものですしね( ・∇・)♪

結局は「貯める」と「遣う」のバランスがとっても大事だということでしょうか。

私の場合は娘が大学を卒業しても倹約中心の生活になることは間違いありませんが、それでも少し余裕ができる分、自分の老後資金を準備しつつ、楽しみも取り入れて賢い生活習慣を模索していきたいと思っています٩( ᐛ )و

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