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化学療法副作用シリーズ

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乳がん治療に関する抗がん剤の副作用について、患者としてもらったパンフレットや、看護系書籍や資料を参考に、実体験も含めてできるだけわかりやすくまとめていきたいと思います。
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記事一覧

間質性肺炎、出血性膀胱炎

【間質性肺炎】  肺の中にある肺胞と呼ばれる部位やその周りに炎症を起こすことがあります。 …

5

性機能に関する影響

がん薬物療法を受けると、性機能や性生活に影響を及ぼすことがあります。 症状や症状が現れる…

3

月経周期の乱れ、不妊

抗がん剤が卵巣に障害を与え、閉経前の方は、月経周期が乱れたり閉経状態になることがあります…

2

爪の変化

抗がん剤は、爪をつくる細胞にも障害を引き起こします。 爪が黒く変色したり、ひどい場合には…

4

むくみ(浮腫)

ドセタキセルの特徴的な副作用として「むくみ」があります。 体重が増えたり、顔や足がパンパ…

3

皮膚の症状

【皮膚の症状(発疹・皮膚炎・変色・手足症候群)】 手足や顔面、あるいは全身に、発疹(ブツ…

6

口内炎

抗がん剤の作用により、口腔粘膜の細胞が障害をうけ、口腔内がおこりやすくなります。口内炎ができると、痛みで食事がとりにくくなり、その結果、栄養不足から口内炎が治りにくくなるという悪循環が起こりがちです。なるべく口内炎が起きないように、予防することが大切です。 【口内炎の発生時期】抗がん剤使用後の2〜14日ごろより出現しやすくなります。抗がん剤は、がん細胞だけでなく、頻繁に分裂している正常細胞にも影響を与えるので、口腔内だけでなく、咽頭、喉頭、食道、胃粘膜にも粘膜障害をおこ

味覚障害

味覚障害 がん薬物療法により、「味がわからない」「味がうすい」など、味覚や臭覚が変化して…

4

神経毒性(しびれ、筋肉痛)

がん薬物療法により、末梢神経が障害され、しびれが起こることがあります。 また筋肉や関節が…

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倦怠感

疲れやすい、だるい、からだが重いと感じることが多くなります。 これは一時的なことですから…

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ラストケモ

※この記事は2019年4月22日のブログです。 無事に最後のTC療法を終えました! いつものこと…

3

下痢

【下痢とは】 下痢とは、糞便中の水分が増加し、泥状または液状の糞便を排泄する状態をいいま…

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脱毛

抗がん剤は毛髪を作る細胞にも影響を与えてしまいます。そのため、治療を始めると髪の毛が抜け…

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骨髄抑制

抗がん剤の治療では、骨髄中の血液をつくる気候が障害されて、血液の中の白血球、赤血球、血小板の数が減ってしまうことがあります。これを骨髄抑制といいます。 TC療法では、白血球に含まれる好中球が急激に減少してしまいます。好中球は細菌や病原菌からからだを守る役割があるため、現象するとからだの抵抗力が低下し、風邪や肺炎などの感染症が起こりやすくなります。 好中球は一般的に、TC療法の点滴後7~14日で最も少なくなり、その後3週間ほどで回復します。好中球の減少による自覚症状は