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我が家の大問題へ

【“病があっても幸せに生きていくために。乳がん経験者看護師による、病と向き合い共に生きるためのサポートのページ”というホームページを作成し、起業するに至った理由⑨】
 今回は、我が家の大問題に発展した抗がん剤の副作用についてです。
 
しばらく脱毛ネタ続きました。
特に髪の毛の脱毛は私自身にとっても、周りの人たちにとっても精神的ダメージが大きかったのですが、抗がん剤副作用はもちろんこれだけだはありません。
私にとって、一番身体的につらかったのが“筋肉痛・関節痛”です。
 
投与後2日目あたりから、両胸から脇あたりに軽く痛みを感じ始め、4日目には体中が痛くなり、痛み止めを内服してなんとか自制内に。6日目には腰から上の痛みが強く夜中も眠れず。痛み止めを飲んでもあまり効果を感じず、身の置き所がない状況でした。
どの体制で寝ても痛い、寝返りも痛い、どの角度でも痛い・・・。
 
そこで大問題が発生しました。
 
3歳だった双子の娘たち。まだ私を真ん中に両サイドで私に寄り添ってでないと眠れないのです。
それまでは痛いながらも一緒に寝たり、昼間は頑張って相手をすることができていたのですが、さすがにこの日は無理だなと感じ・・・。
 
朝から娘たちには、今日はパパと一緒に寝てねと言い聞かせ、娘たちも「わかったよ」と言ってくれていました。
 
いざ夜になると、まぁ予想通り双子1号が泣き出しました。
しばらく知らないふりをしていたのですが、ずーっと「ママー」と泣き叫ぶ娘。
 
だんだんかわいそうで、ごめんねと思うと私まで泣けてきて、しばし2人で号泣。
 
結局娘が眠るまで痛みを堪えて添い寝しました。
 
翌朝には、まだ痛みはあるもののピークは去ったな!とはっきり自覚できました。
 
これから先には、私が手術で入院する日がくるのに、娘たちはどうなるのかととても不安になりました。
 
 
この関節痛と筋肉痛、抗がん剤投与後6~7日目がピークで、その後は日に日にたくになり、2週間目ころには感じなくなりました。
そのころまでは母が一緒にいてくれて、家事をしてくれていたので助かりました。
3週目には、ゆっくり動けば家事も育児も一人で何とかできるくらいにはなりました。

調子が良くなってきたところで4週目には、抗がん剤2クール目に突入だったので、ウィッグやその他の必要なものの準備や段取りを、早めにしていて大正解でした。
 
病院で看護師をしていたころ、化学療法外来というところに何度がお手伝いにいっていて、乳がんで外来の抗がん剤治療に通っている方の姿を何度も見ていました。
仕事をしながら通っている方も結構おられたので、案外大丈夫だと思っていたのですが、実際体験してみると、ピークの日のしんどさは予想外でした。
 
考えてみると、私が接していたのは抗がん剤投与当日。つまり私も何ともなかった日で、その様子と仕事を続けられているという話から、勝手に甘く見ていたことに気づきました。
 
仕事をしながら治療を続けておられた方々は、ほんとにすごい!と思いました。
そんな話を友達にすると、
「いやいや、家事と3歳双子育児をしながらって、それだけで十分だよ」と言われて、あぁ確かにそうかも、と思ったわけですが。
 
それまでの知識や病院での経験だけでは見えていなかった、実際に体験したからこそわかることを知りました。
 
今の私なら、今までとは違った形で、患者さんと接することができるだろうなぁと感じました。


写真は昨日の投稿にあった、任天堂Switchのソフト”マイクラ”を双子が一緒にするに当たり、もう一組コントローラーがいることが判明し、さらにはコントローラーの充電器なるものが必要になり・・・
ちょっとした手違いから始まったマイクラ購入により、ずるずると想定外の出費が発生するという我が家のもう一つの大問題も発生しております(泣)

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