ウィッグ選びの時のこと

こんにちは。寒いですね。私は普段はパートで保育園の看護師をしているのですが、
毎日のお外遊びや公園散歩が、寒さで辛くなってきました。
気にせず元気に走り回る子供たちに元気をもらっています。
 
さて今日は【“病があっても幸せに生きていくために。乳がん経験者看護師による、病と向き合い共に生きるためのサポートのページ”というホームページを作成し、起業するに至った理由③】を投稿したいと思います。
 
前回、仕事を辞めて、抗がん剤治療を実家と岐阜を行き来しながらすることにしたところまで書きました。これから治療を進めていくわけですが、今回はまず、抗がん剤治療をするにあたって、特に女性にとっては最重要問題、副作用による“脱毛”について書きたいと思います。
 
抗がん剤初日からいきなり抜けるのではなく、2週間くらいしてから抜け始めます。
一旦抜けだしたらお風呂で洗髪時には、止め時がわからないくらい、洗い流せば流すほど抜け続けます。排水溝もあっという間に詰まるので、ビニール袋を持って入ります。
抜け始めはわかっていてもショックで信じたくない思いですが、このお風呂のたびに大変なことになるを何日が経験するうちに、頭皮がヒリヒリしたりもするし、だんだんとめんどくさい気持ちが勝ってきて、“もういっそのこと一気に全部ぬけてくれ!”という気持ちになりました。同じこと言ってる人、結構多かったです。
 
私の場合、抗がん剤治療をする患者さんとたくさん接してきたので、どんな感じで抜けるのか、抜けたらどんな頭になるのか、などのイメージはついていましたし、全く知らない人よりは、受け入れは早かったと思いますが・・・。
 
そして抗がん剤投与終了後、約1~2か月で発毛し始め、約1年から2年程度で、地毛がのびてヘアスタイルが成立すると言われています。
 
つまり、その間はウィッグが必要になってっくるわけです。
 
この、ウィッグ選びがなかなか大変なんですよ。
若い世代の人の場合は、いわゆるおしゃれウィッグというコスプレなんかでも使用されるような物をいくつか買ってオシャレを楽しむ、なんてこともありです。
 
私のような世代もそれもありですが、やはり子どもの幼稚園行事などで、突然ロン毛の巻き髪とか、というわけにもいかないし、落ち着いたものでもウィッグとわかるものだと、周りの目をきにしてしまうし・・・
 
ウィッグにはその他にも医療用ウィッグというのもあります。
長さや色の違いだけでなく、毛質も人工毛・人毛・ミックスなどの種類があります。
またフルウィッグに部分ウィッグ、さらには帽子用のウィッグといって、前髪と後ろ髪があって、頭頂部はネットになっている、いわゆる“落ち武者風”のものもあったり。
ネット通販のものもあるし、店舗で売っているものもあります。
 
それぞれに良いところがあって、その時の立場や状況で、多様なあ選択肢があります。
値段もピンキリで、1万円程度のものから、高い物では30万円近いものもあります。
 
奥が深いんです、脱毛時のウィック選び。
にもかかわらず、選ぶ日が少ししかないんです。
抗がん剤をすると決まった日にウィッグが必要なことの説明を受け、パンフレットをもらったりします。そこから探し始め、脱毛がはじまるまで約1か月。
しかもそのうち2週間は抗がん剤治療が始まってしまっている状態です。
私の抗がん剤の場合、初日から体調が悪くなることはなかったのですが、それでも
なかなか大変でした。開始1週間目には副作用のピークを迎えると言われていたので、実質的に動いて選んだりできるのは、もっと短い期間になります。
 
ウィッグとわからないようなものがいい。けれど治療費もかさむ中で、高い物を選ぶのも気が引けるし・・・。
とりあえず、実際に見てみないことには、どの程度の値段と見た目で折り合いをつけていいものかもわからない。
というわけで、思い当たる近場のウィッグ屋さんを訪ねてみることにしました。
 
 
 
とまぁ、こんな感じでウィッグ探しを始めました。
他にもたくさんすべきことはあるけれど、取り急ぎこのウィッグ選びは、最重要です。
 
もしお知り合いで、これから抗がん剤をする方がおられる場合は、まずこれをすることをオススメします。
 
 
読んでいただきありがとうございました。
ウィッグ選びの実際については、また次回に・・・

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