深まりつづく仲
「なんというか、割と一緒にいる私でもあなたに心開かれてないように感じるんだよねー」
ある友だちに言われたひとこと。
無意識だったからはっとする。
自分でも知らない自分はまだまだいるようで、毎度のことびっくりする。
いつまで経っても、自分のことは深く見れないものなのかもしれない。
でも、この歳にもなると、相手の性格にどうだとか言うことも少ない。だから、自分を客観的に見たり、良くないところを反省したりする機会も減っていく。まっすぐ歩いてるつもりでも歪みつづける。
相手だって、その歪みが自分と合わないと感じたらそっと離れていくだけで済む。人を変えさせるエネルギーなんて使いたくないもんだ。
そんななかで、いつも私の良くないところを教えてくれる友だち。「そのままにしてるとあなたが損するから。なおしたほうがいいかもね。」
いつだってやさしく、柔らかく伝えてくれる。
なんと言っても、友だちの「仲を続けようとする誠実さ」に頭が上がらない。
思い返せば、こうして自分から相手との関係性に踏み込んだことはなかったかもしれない。
転校ばかりで、新たな環境に飛び込むことに慣れていたけれど、同時に硬い殻を身につけて、それ以上でもそれ以下でもない、程よい距離感を保っていたかもしれない。縁を自分の意思で繋ぎ止めようとせず、流れに身を任せて。
だからこそ、教えてくれた時にはとっても新鮮だった。し、とってもうれしかった。
相手との仲、長くいれば良いところも良くないところも見えてくるけれど、そこで離れるのではなくて、一歩踏み込むことを恐れたくないな。エネルギーを使ってでも、深まりつづけていきたいな。
そして、相手の声を受け止める自分でいたいです。
みんないつもありがとう。読んでくれてたらうれしいな〜
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