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「まぜるな危険」は、どれくらい危険??

洗剤に表記されている「まぜるな危険
なにが危険で、何を混ぜると危ないのかについてご紹介

そもそもなにが危険なの??
洗剤には、塩素系酸性タイプの2種類があります。これらを混ぜると有毒な塩素ガスが発生するために危険とされています。この塩素ガスには、独特の刺激臭があり、ガスを吸ったり触れたりすると、呼吸器や目、口腔内の組織を破壊する作用があります。高濃度の塩素ガスを大量に吸ったりすることで塩素ガス中毒症になり、ひどい場合には死に至る場合もあります
実際に誤って混ぜてしまい、死亡事故も発生しています。そういった事故を受け、当時の通産省では表示の見直しを行い、1990年から塩素系の漂白剤と酸性の洗剤の一部のラベルに「まぜるな危険」の表示を義務付けることになりました。

なにに気をつければいい??
洗剤には「まぜるな危険」の表記と一緒に、塩素系か、酸性タイプかの表記もあります。
この違うタイプの洗剤を同じ場所で使用する場合は、一度よく洗い流してから使用するようにしてください。

ただ、気をつけなければいけないのが、台所用漂白剤は塩素系の洗剤ですが、レモン汁や食酢は酸性です。台所用漂白剤を使用する際は、レモン汁や食酢とも混ざらないように気をつけた方がいいでしょう。

もしも塩素ガスが発生してしまったら、水で流せる場合はすぐに原因の液体を洗い流しましょう。
また、すぐに換気もしてください。窓を開けて換気扇を回し、ガスをお部屋の外へ逃がします。

万が一塩素ガスを吸い込んでしまいましたら、速やかに病院で診てもらってください。

#コラム #ライフスタイル #小ネタ  



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