行ってみよう、やってみよう〜フェリー旅編〜
憧れたきっかけ
流行病がここまで広まる以前にこんな企画があった。
豪華客船でのワンナイトクルーズ!!!
当時の経済状況と、担当さん(≒ファン)達に行ってほしいという気持ちから諦めたけれど…
行った方々のレポを読んでは船旅への憧れが高まっていた。
とはいえなかなかその一歩が踏み出せず。
ところが今年の夏、友達から紹介してもらい、ついにフェリー旅へ行けることになったのだ。
ホントにありがとう!!!
予約から前日まで
今回予約したのは
『さんふらわあ・さっぽろ』
大洗発→苫小牧行 計18時間の船旅となる。
▼旅の日程
1日目 19:45 大洗発
2日目 13:30 苫小牧着 バス乗換→16:00頃 札幌着
(3〜4日目は小樽に行っていたけれど、今回の記事とは主旨がズレるので最後に写真だけ掲載)
予約はネットか電話でできるのだけれど、
わたしのようにバスを乗り継いで大洗と札幌に向かう人は、『パシフィック・ストーリー』という連絡きっぷを電話で予約すると便利である。
さて、はじめてのフェリー旅の前日にわたしがやったこと。それは………
健 康 診 断 !!!
………え?このタイミングじゃなきゃダメ?
人生初バリウムなのに??
でもどうしても日程がずらせないので、とりあえずいろいろ受けてきた。
この判断が後に惨事を起こすとは知る由もなかった…
いや、だいたいわかってたろ。
まずは大洗まで
さて当日。
今回は先ほども少し書いた通り、
①東京駅から高速バス「みと号」で水戸駅に向かう
②水戸駅から大洗派出所入口まで路線バス
③そこから徒歩でフェリーターミナル
というバスを乗り継いでターミナルまで行くことにした。
①東京駅八重洲口にあるバスターミナル・4番乗り場が「みと号」の乗車位置。
交通系ICカード(2000円)が使えるので、チャージしてる場合はこのまま乗車OK。
先程の『パシフィック・ストーリー』で申込んでいたり、現金で支払う場合はバスターミナルの窓口または券売機の利用が必要になる。
「みと号」はありがたいことにお手洗い付き!
2時間近く乗っていても安心だね!
(バリウムを飲んだ後の下剤の影響が残ってる人)
②水戸駅からは3番乗り場で50と書かれている「大洗・那珂湊行」の路線バスに乗換。
タイミングよくすぐ乗れたので、ここからフェリーターミナル最寄りの「大洗派出所入口」まで30分ほど乗車。
直接ターミナルに停まるバスは1日に数本しかなく、そもそも大洗方面のバス自体も少ないので1時間待ちは当たり前。
今回は乗り継ぎうまくいって良かった……
それとここだけは交通系ICカードがつかえないので現金(560円)も必要。
というか、フェリーも買い物するのに現金が必要なので電子決済などがメインの方は注意!
電波が入らなくて決済できなくなるらしい。
③大洗派出所入口で下車して右に曲がるとすぐにフェリーターミナルの入口が見える!(距離はあるけど)
だが、ここでわたしにはフェリーに乗る前にどうしても行きたい場所があった。
それは………
「かねふくめんたいパーク大洗」!!!
フェリーターミナルの近くにある無料施設で、中ではめんたいこを作る工場がガラス越しで見学できたり、めんたいこを購入できたりする。
長旅に疲れたのでここでおやつ。
ようやくフェリーターミナルに向かい、受付にてチケットを受取り、程よく日が暮れてきたところでそろそろ乗船のお時間。
さぁ、いざ乗船!
エスカレーターを上がるとそこは……
えっ……ホテル??すごくない?
中に外にとキャッキャしてるうちに、食堂開放のアナウンスが。
この船ではバイキング形式か定食(あとは期間限定ワンピースとのコラボメニュー)で選べるのだけど、今回は朝とセットのバイキングチケットを購入。
ご飯食べて落ち着いたところでついに……
さあ 出港! 夢色VOYAGERじゃ!
(ここから隙あらばアイドルマスターSideMのネタを挟んでいきます)
暗闇だからちょっと雰囲気違うけれど、めちゃくちゃテンション上がった!!
とはいえ、陸から離れると真っ暗な海上でちょっと怖かったけど…
さて。中に戻り売店で御船印を購入し、お風呂に入ろうかな…というところで異変が。
なんか
めちゃく ちゃ
ゆれ て るき がす る ……
酔い止めは飲んでるけどまだ効かない?
とはいえあまり下を向かなければなんとかなりそうだから、ちゃちゃっとお風呂入って早く眠ってしまおう!
そして全てを済ませて床に入るも、何だか胸のあたりが圧迫されたような感覚がある。
これは酔いで胃液が上がってるのかな?と思ったけど何か違うような鈍痛が。
あ、これもしや………
昨日の健康診断でやったマンモグラフィ???
そしてここにきてまた腹痛が。
そう、昨日のバリウムとさっき食べたソフトクリームの攻撃が始まったのだ。
(お気付きでしょうが、全てにおいて計画性がない)
トイレの壁にもたれながら、検査結果に異常がないといいなぁ…とか、来年の健康診断後は無理しないように気をつけよう…とか思いつつ、
ようやくいろいろ落ち着いた隙に就寝。
時間を空けて夜中に追加で飲んだ酔い止めのおかげで、途中から気持ち悪さはなくなった!
けれどやはり揺れが大きいのか、横向きで寝ていると揺れで仰向けに戻されるというのが何度も繰り返されて熟睡は難しかった気がする…
明け方5時半。
さすがに日の出見たい!と思い部屋を出ると……
あいにくの曇り空だったけど、とてもきれいな朝日を見ることができて大満足!
酔いもなくてよかった…たまに揺れで千鳥足になるけど。
忍者屋敷で平衡感覚失うあの感じを思い出す…
そのまま昨日見られなかった場所を散策しているうちに、朝風呂のお時間。
朝日を浴びる海を見ながら入るお風呂は気持ちよかった!万全な体調ではないのでサウナは入らなかったけど…
揺れによって湯船に渦が発生するのはおもしろかった。
↓お風呂の画像は公式を見てね。
支度をしたら朝食のお時間。
ひとしきり遊んで、揺れも何となく落ち着き、部屋でBSのダーウィンが来た!を見ていたら眠気も来てくれたので、ここで二度寝。
(地デジは陸に近いと映るけど画質が悪く、BSはわりと普通に観ることができる)
目が覚めたらだいぶ電波が入るようになったので、SNSで無事を報告。人と繋がるって安心するね…
お昼になり、せっかくなので最後にワンピースコラボメニューのパンケーキをいただく。
さて、ようやく陸が見えてきたところでこの曲を再生。
めっっっちゃくちゃ気持ちいいな!!!
やっぱり海では古論クリス(元海洋学助教のアイドル)のソロ曲を聴かなきゃ!
壮大なスケールでストレスと酔いが吹き飛んだ気がした!
ここがアイドル新大陸か…… ※北海道
そして苫小牧の地へ
定刻の13時半、フェリーは無事苫小牧に到着!
着岸のタイミングをみんな外で待ち構えていたのはおもしろかった。
さて、苫小牧港からは高速バス「とまこまい号」で札幌まで移動。
もちろん最寄りの苫小牧駅で降りてもいいんだけれど、せっかくだからと終点まで乗ることにした。
ちなみにこちらは交通系ICカードが使えるよ!
お手洗いはついていないので、途中の高速で一度だけ「お手洗い行きたい人はボタン押してくれたら寄るよ〜」方式になっていた。
そして1時間半ほどかけてようやく札幌へ。
9月中旬の北海道って気温どうなんだろ?と思っていたけど、今年が異常に暑かったからか、あまり東京と変わらなかったような気がする(少し涼しい程度)。
まぁそんな感じで無事にフェリー旅を終え、
今度は北海道の陸地を楽しむ旅を開始したのだった。
フェリー旅のまとめ
ずっと憧れていたフェリーの旅。
今回のことで案外気楽に向かえることが分かってよかった。
設備も充実していたし、非日常的でとても楽しい旅だった。文庫本持っていったけれど、結局開けずにウロウロしたりダウンしたり忙しかったな…
怖れていた船酔いは薬のおかげでなんとかなったけれど、降りた翌日昼までなんとなく揺れている感覚が残っていたので、三半規管弱い人は無理しないほうがいいかも。
わたしはパニック症持ちなので、いつ症状が出るか心配だったけれど。
逆にこれを乗り越えたら何でもいける気がする!という強い気持ちと薬のおかげでなんとかできた。
とはいえ苫小牧のバスではめちゃくちゃ危なくて、見知らぬ土地で途中下車するところだった…
次は苫小牧駅から特急電車で向かおう…
いろいろあったけれど、またフェリーで旅したいな!と思える一日だった。
コツも掴めた気もするし!
最後に旅の思い出写真を…
さて、今回の旅は3泊4日で札幌と小樽も巡っていたので思い出も残しておこう。
…………………あ、旅に出たくなった?
それならぜひフェリーを利用して、北海道に限らずいろんなところに行ってみてほしい。
海風による非日常が全てを忘れさせてくれる。
まぁその分、現実とのギャップに苦しむことになるんですけど…たまにはね。
(休み明けの仕事が辛すぎて、途中意識を北海道に飛ばしていた)
ただし………
健康診断の直後はやめたほうがいいぞ!
さて、次は何をしようかな?