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10分日記 2021.9.6 好きなSF小説・ミステリ執筆再開・今日、やる

 まずは仕事のこと。
 今日はあんまり頑張りすぎずに頑張った。頑張るからキツくなる。だから頑張るという感覚を持たずに、なるべく自然体で仕事した。自然体でいると楽だ。意識が自分自身よりも他人に向くので、自意識過剰によって生ずる余計な悩みに苛まれずに済むのだ。悩みとは意識が自分に向きすぎることで生じる。なーんて、悟ったようなことを言ってみた。

 昨日、自分の好みのSF短編に出会った。『SFの書き方』という本の巻末にある実作例①『二本目のキュウリの謎、あるいはバートレット教授はなぜ時空犯罪者を支持することにしたのか?』(著・嶋田和香子)である。この本以外にどこで読めるのかは知らない。
 タイトルを見たときは「なんじゃこりゃ」と思った。小洒落た雰囲気の大人しく収まった感じのSFかと思って、数行読んでつまらなかったら即読むのをやめようと心に決めて最初の一、二文を読んだら、すでに引き込まれていた。そこからさらにすごい吸引力で僕の興味をさらった。自分がよく題材にする多元宇宙の世界観をベースに、自分の好きな調理の仕方で物語を乗せていく。馬鹿げているように見えて、不思議と説得力のある理論が登場する。
 自分の好みドンピシャだった。これだ。これが読みたかったやつだ。同時に書きたいやつでもある(というか今現在書いている)。刺激を受けた。こんなSF書く人いるんだ、と嬉しい気持ちになった。

 SF長編も書いてるんだけど、今日は久しぶりにミステリに手を出した。半年前くらいに書いていたミステリ長編を読み返してみた。一部おそまつなところはあるが、最後まで書き切ったものだ。久々に読んでみたら、意外と面白かった。自分が面白いと思うものを書いたのだから、面白いと思うのは当然かもしれない。でも、僕はあながちそれは当たり前ではないと思っている。自分で書いた作品だからこそ、自分で読んで面白いと感じるものは面白いのだと確信してよいと考えている。なので、このまま埋もれさせておくのは勿体ないと思い、改稿することにした。
 半年間寝かせていた間、この作品のいくつかの問題点をどうすれば解消できるかとずっと考えていた。その答えが、ちょうどこないだの日曜日に出たのだ。大きな問題点が少なくとも2つあったけど、どちらも光が見えた。

 思い立ったら、今日、やる。
 林先生の「今でしょ」じゃないけど、今日やる、今やるということの大切さを、最近しみじみと感じている。明日の自分も一年後の自分も、今日の自分の延長線上にある。今日やらないと、明日それを達成することもなければ、一年後に達成することもない。
 そんな意識高い感じのことを、意識の低い脳で考えていた。
 特に自分のような意志薄弱なサボり人間は、この言葉を肝に銘じておかねばならない。
 ってことで、今日はもっと小説書いたりしたいところだったけど、今日の疲れを取ることも今日中にやっておくべきなので、今日はもう寝ることにする。

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