見出し画像

キャリア10年目デザイナーがインハウスを3年経験してみて感じたこと

インハウスデザイナーとして働き始めのは2016年4月〜。
それまでは大阪のクライアントワーク系の制作会社を1〜2年感覚で転職してました。

クリエイティブ業を始めた頃は2010年で、その頃はネットなんてPC主体ですし、iPhone4が発売した頃なので今よりも全然SNSが普及してなかった時代です。懐かしいですね。

もちろん【「ホームページ」なんて、なんでもいいでしょ。】っていうクライアントが多かったため、ネットに対するリテラシーも低く、ましてやデザインに対する価値も認知されていないのでクリエイターの扱いも酷いものでした。
安っっっっっい給料でクライアントからの無茶振りに対応し、残業代もつかないのに完徹することもしばしば。挙げ句、ちょっとミスがあればお怒りの電話…。今思うとよくアレで頑張ってこれたな。と思います。

まあ、過去のブラック企業自慢したら2晩くらい語り明かせますけどこの辺にしておいて…

クライアントワークとインハウスの違いに関して、基本的なことはネットを探せば同じようなこと書いているので極力省きますが、それ以外でのメリット・デメリットなど書いていきたいと思います。

クライアントワーク

メリット
・幅広い業種のデザインを作れる
・幅広い業種の知識を浅く広く持てる
・WEBだけでなくスキル次第で、紙や映像、アプリ広告など経験できる
デメリット
・クライアント・ディレクターの好みでデザインが決まることがある
・たまにモンスタークレーマーが居る
・納期が極端に短いことがある
・クリエイティブの効果・反響を感じる機会が少ない
・スキルや知識が増えてもデザイナーとしてではキャリアアップしにくい
向いている人
新人デザイナー(1年〜3年目)や、いろいろなデザインを試してみたい人は案件毎に新しい発見があり楽しくクリエイティブできると思います。

インハウス

メリット
・デザイナーにデザインの決定権がある(※スキル次第ですが)
・クリエイティブの効果・反響が計測しやすい
・デザインだけでなくブランディングやマーケティングの知識も持てる
・納期に追われることはなくなる(※進行状況による)
・クレームや炎上案件が無い、優しい世界
・スキルや知識があればデザイナーでもキャリアアップしやすい
デメリット
・ブランドに縛られてデザインの自由度が低い
・クリエイティブが繰り返し作業になりがち(※時期による)
向いている人
・デザイナー(3年〜)
・自分の成果物でどういう効果が出ているか、それを分析して次に繋げる行動をしたい方
・プロダクトやブランドまで幅広くデザインしたい人
・自社サービスのUXを高めたいと考える人

私が歩んできた人生を思い返して、ざっと思いついたのがこんな感じです。
環境によって違う部分も多少ありますが、100%外れた内容ではないと思います。これから転職しようと考えている人の参考になればいいです。

ここからは個人的な意見ですけど、
関西のクライアントワーク系デザイナーは忙しい割に給料安いところ多いイメージなので、1年〜3年所属して年収上がらないor学べるものが少ないと感じたなら、転職か独立したほうがいいです。

読んでくださってありがとうございます。