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「特殊読書」という悪趣味なルーティン

「特殊読書」という読書法があるのをご存知だろうか?
これは楠木建さんがさまざまな本やメディアで紹介している面白い方法だ。
一言で言えば、敢えて嫌な気分を味わうための読書である。
以下、楠木さんの言葉を引用しておこう。

書き手が「俺のこの思想、最高!」「俺ってすごい!」と主張しているにもかかわらず、読み手の考え方や意見はまったく違う。だから読んでいてイヤな気持ちになる。これが正統派の特殊読書です。

https://www.foresight.ext.hitachi.co.jp/_amp/_ct/17650488より引用

「怖いもの見たさ」ではなく、「嫌いなもの見たさ」というのだろうか。わざわざ苦手な主張を覗きにいき、「やっぱり嫌いだ〜」と思う。何とも悪趣味なルーティンだ(笑)

しかし、実は僕もこれに似たことをよくやる。
本のみならず、FacebookやXなどで「苦手だ!」と脳が拒否反応するような投稿は、敢えてじっくり読むようにしている。
そして、その人の別の投稿を読み、「やっぱり苦手だ〜」と味わう。
本当に悪趣味極まりない(笑)

なぜそんなことをわざわざやるのだろうか?

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