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帰ってきた”わくわく伝染ツアー”

わくわく伝染ツアー2019」に参加してきました。
この妖しげなな名前のイベントは、僕の師匠である和田裕美さんが2004年から2014年まで開催していたセミナーです。
セミナーとは言いますが、通常のセミナーとは大きな違いがあります。講演だけでなく、映像・音楽・芝居など、五感をフルに刺激して「感じる」ことを大切していました。会場も、国際フォーラムや東京ドームシティホールなどの大型ホールを利用していました。普通、こんなところでセミナーやる人はいないでしょう(笑)

ただ2011年、震災の年は違っていました。大阪のメルパルクホール、東京はニューピア竹芝で2回転、追加公演として博多と名古屋でも開催されました(のちに聞いたら、予約してあった国際フォーラムをキャンセルしてこの形にしたそうです)。本当に「ツアー」だった年ですね(笑)。延べ動員人数は多かったと思いますが、一つひとつの会場は(国際フォーラムや東京ドームシティホールと比べてという意味で)それほど大きくはなく、構成もとてもシンプルでした。
当時、僕はこんな風に表現をしています。

一昨年の東京国際フォーラム、昨年の東京ドームシティホール、でのわくわくが、ビックバンドと組んでの大規模コンサートだったとしたならば、
今年は、アコーステックギグ、ギター1本で勝負、みたいな、和田さんが等身大でせまってくるような雰囲気でした。

今年の会場は、日本橋三井ホール。ニューピア竹芝と同じような規模感だと思います。構成も和田さんらしい細かな仕掛けはあるものの、基本は和田さんの講演と朗読のみ。芝居を入れていた2011年以上にシンプルなものでした。

大規模ホールでライブができる人気も実力もあるバンドが、ライブハウスでやるような雰囲気、といえば少しは伝わるかもしれません。

僕は2011年のわくわくに強い思い入れがあるので、楽しみながら学ばせてもらいました。わくわくが休止していた5年間、和田さんの話を聞かなかったわけでも本を読まなかったわけでもありません。営業セミナーも参加したし、「ウレフェス」にも参加していました。別に離れていたわけではありません。しかし、やっぱりわくわくは独特な空気感があるなあ、と感じました。知識でもスキルでもノウハウでもない、その場にいないと感じることのできないものがあると思うのです。
そして、僕にとってはいろいろなことを再確認できた場でした。

あと、初参加した人たちの感想は是非とも聞いてみたいと思います。わくわく休止中の5年間で和田さんを知った人も多いでしょう。その人たちにとってわくわくのイメージは、YouTube などで見ることのできる大規模ホールでのエンターテインメント色の強いわくわくだと思います。そういう人たちが、今回のシンプルな構成のわくわくをどう感じたか。すごく興味があります。終了後の会場の雰囲気は「がっかりした」感はゼロだったので。

毎年やってくださいとは言えないですが、3年に1度くらいの間隔で復活してもらえないかなあ、と願っています。

そして、本当の本当のFinalは、是非とも武道館で。

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