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僕が45歳でパパになったのは、妻の涙のおかげ

僕は45歳でパパになった。

煙草も3箱吸って、
酒も飲み歩く83キロのメタボ
健康診断で脂肪肝も見つかったのに、
食事も気をつけない、
運動もしないダメなおっさん。

「子どもが欲しい。」

婦人科に定期的に通う妻が
涙を流しながら、
真剣に妊活してほしいと。

とりあえず、
妻も納得するだろうと
軽い気持ちで検査を受けた

「…」

なんでだ。
この部屋にあるのは
「昼下がりの人妻・・」
「団地妻・・」
『妻』ばかり。

「ナース」「女子K」などがない。
これは院長の嗜好なのかな。
泌尿器科の採精室。
今はスマホも持ち込めるみたい

不妊の検査とはいえ、
女性と違い、男はただ出すだけ。
恥ずかしいとか嫌だなんていうのは
男の無知だと思う。

「結果はこちらです」

1週間後クリニックに行った。
精子の運動率、奇形率…
初めて聞く言葉、
根拠のない自信を打ち砕く
ドクターの冷静な言葉。

その時、事実として不妊の原因が
僕にある事を初めて知った。

避妊せずしたら授かると思ってた

検査するまで、僕に原因があるなんて
1ミリも思ってなかった。

無知を恥じた
妻に負担をかけ、泣かせてしまった。
3年も...。

不妊治療で痛い検査や治療をするのも、
妊娠、出産するのも女性だった。

男は何ができるのだろう。


ドクターに話を聞き、
本を読み漁り、ネットでも調べまくった。

まずは煙草を辞めた。
ビールをハイボールに変え
体質改善に取り組んだ。

男性不妊と診断されてから、
禁煙、筋トレと合わせ
食生活の見直しをはじめた。

「起きたら水分」
「バナナと卵とコーヒーで朝食」
「寝る前に食べない」
誰でも簡単にすぐできること。

83kが68kに減量。
体調も良くなった。
1年後息子も誕生。

妊活は男が意識することで
結果が大きく変わるし、

良いことだらけ。

不妊原因の48%は男性。


男に原因がある場合でも、
体外受精や顕微受精など
不妊治療は女性の身体を
通して行われる。

痛みも負担も女性が多く負う。
その不条理を知ったら、
男の妊活は「根性」すらいらないレベル。

男の責任として
➊早めに精液検査を受ける
➋体調を整える
➌妻の話に耳を傾ける。

これ位誰でもできる。

とはいえ、
禁煙は3ヶ月で一度挫折した。
ダイエットも運動もストイックにやったわけではない。

結果的に子どもを授かることができたのは、
余計なストレス感じないで、
マイペースでできたことだと思う。

文句も言わず、
栄養面でサポートしてくれ、
何も知らなかった僕に
妊活のきっかけを作ってくれた妻には感謝しかない

ありがとう。

妊活にも役立つ
男性の下半身の教科書
必要な方に届いてほしい。


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