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アフターコロナ、ウィズコロナのキッズパーティを考える

こどもの誕生日や季節のイベント作りをしている中で、パーテイ市場が成熟した海外のキッズパーティはかなり参考になるので良く見ているのですが、この世界的なコロナ禍でどんな風になっていくのだろうということをよく考えます。

海外の成熟したキッズパーティ文化

日本もSNSの影響もあり急速にこどものお祝いやイベントシーンがここ数年盛り上がりました。その盛り上がる前からずっとキッズパーティ市場を作るべく尽力されてきた方々が日本にもいるわけですが、そこにも海外のキッズパーテイシーンの影響はとても大きいと思います。

海外のこどもの誕生日会の規模は日本のそれとは桁外れ。

家族や友人と楽しい思い出を作り共有する事で絆を深めることを重視しているからなのか、特にアメリカは資本主義大国ならではのビジネス的要素もあるのか、内容も人数も桁外れなのです。

公園やスポーツ施設、プレイワールドなどを借りて、お友達を呼びテーマを決めてテーマに沿ったデコレーションをして

付き添いの親の分までの食事や持ち帰り用のプレゼント、そしていわゆる日本でいうレクリエーション的な「アクティビティ」と呼ばれるお楽しみタイムも用意したりします。

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とても個人では対応しきれないこともあり、デコレーションからエンターテイナー、フードケータリング業者をまとめ、1つの世界観を作り出すプランナーという職業と市場も生まれたのでしょう。

日本で生活して日本の誕生日文化を生きてきた身からすると、ほんとなのかな~架空の世界なんじゃないのと信じられないくらいです。実際海外在住の方のブログなどを拝見すると、最初はその文化に抵抗があったし馴染めなかったという方や、そこまで大規模な事をすることに疑問を持っている人もいるようでした。

あんな大規模なパーティがあったら楽しいし、嬉しいし、こどもとしては最高だと思います。ただこどもの数だけ毎年誕生日はやってくるわけで、ある一定の年齢までのこととはいえ、招待する側の親としても費用も莫大なんじゃないの…と気になるし、呼ばれた呼ばれないなんかの人間関係の考え方もはっきりしそうで、逆にストレスにならないのかなぁなんて思います。(この辺もうちょっと勉強したいし現地の人に聞いてみたい)

アフターコロナ/ウィズコロナ時代のパーティ

イベント業界全てに通じる事だと思いますが、特にコロナとパーティシーンはとても影響し合うものだと思います。

人が集まる、食べる、楽しくなって身体的距離も近くなる…

コロナウィルスにとっては格好の場所でしょう。

感染拡大が始まった初期の段階でもシンガポールではホームパーティが禁じられていましたし、ものすごい勢いで感染拡大が広がっているヨーロッパでは、2020年10月の記者会見でベルギーのドゥ・クロ―首相も大家族や親戚、親しい友人をたくさん集めてのパーティは論外という見方を示しましたし、私的な集まりは最大4名で常に同じ者とする、ということも述べています(在ベルギー大使館HPより)

それでもお祝いしたいという気持ちを表現するため

バルーンを飾った車に乗った状態のまま、主役の家の前を通る祝い方や

バルーンデリバリーの増加など新しいお祝いの仕方も生まれているようです。(オンラインも良いけど非接触のスタイルでこうやってお祝いし合うのは嬉しいし楽しそう!)


日本の誕生日パーティスタイル+海外のパーテイが新しいスタイルに?

コロナウィルスが今後ワクチン接種が有効化することで普通の風邪のような扱いのウィルスになるのか、後遺症はどうなのか、これからどういう存在になるのか全く分からない状況で人々の不安も増す一方ですが、アフターコロナ、ウィズコロナの時代は、日本のこじんまりとした家族単位のパーティスタイルが世界的にもしばらく続くのではないかなと思っています。

それゆえ、パーティアイテムやパーティを提案していく人たちの市場にも変化が起きるように思います。現にケータリングサービスは個人向けで、従来よりもちょっと格上げして楽しむような単価をあげたようなものも登場していますし、バルーンの個人向けデリバリーも見かけます。

引き続き「おうちで」というキーワードで様々なものが進められていくのでしょう。新しいものと価値観がたくさん生まれそうです。

日本のオーソドックスなこどもの誕生日祝いは家族単位で行われるもの。

家族だけでこじんまりとケーキを囲んで祝う。私はパーティの提案の活動をしていますが、そのスタイルがとても好きです。でも海外のような飾ったり、アクティビティを楽しんだりという文化も大好きです。

家族単位でこじんまりと、でもその分装飾やフード、アクティビティを楽しむ、というような日本スタイル+海外スタイルのキッズパーティのあり方を深めていきたいなと考えています。



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