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"可愛い"が最優先??


「かわいい」って表現、
好きなヒト 多いですね。
美容師をしていなかったら
気がつかなかったことかも知れません。
日本独特の表現、でしたっけ?


春ですから、今日は

大人の印象作りにおいて

「可愛い」よりも大事なのは

「可愛げ」なんじゃないか


って話です。


新しい環境、
新しい関係、
新しい気分と自分を彩る

私が個人的に思う印象の
奥の方の話です。

四季がはっきりしていた昔の方が顕著でしたが、
季節や気温の変化と共に
人の気分と選択の方向性はリンクしていきますよね。

木枯らしが吹く頃には暖かみを、

これからの季節の様に
気温が上がり
光が眩しくなると共に
明るく軽やかな透明感を求める人で店内は賑わいます。

その中でも

「転職したばかりで」
「部署異動する、してくる人がいる」

などのタイミングで
ご自身の印象を変えようとするのも
やはり春から夏にかけてが一番多い時期かもしれません。


なるべく他者との摩擦を避けようとする昨今の風潮の影響でしょうか?

中高年とさせていただきますが、
40代以上の方々からご自分の印象を

「かわいい感じに…」
演出されたいとのオーダーを受けることが
年々多くなってきたことに"違和感"を感じることがあります。

確かに新しい人と関係性を築く時に相手に抱かれる印象は

・優しい
・穏やか
・明るい

こんな感じなら好感度高いのかな、とは思います。

が、しかしです。

※これから書くことは、
40代で「可愛さ」を求めるな、
と言っているわけでは決してありません。

先に申し上げた通り接していて 
そのオーダーに違和感を感じるのは

"〇〇さん、
それ多分好きじゃないじゃん?"

って思うから。


と言うのも、
周りとの摩擦を避けるための
「可愛い」をオーダー選択をする方達は

「可愛く…」と口にしながら、
首を傾げて困った様な表情になるのです。

それはおそらく
鏡に映る大人の自分に 
"それを当てはめて良いのだろうか?"と葛藤している様にも見えます。


掘り下げて話を伺っていくと
特に今の中高年が見てきた
「可愛い」イメージの元は
ぶりっ子、甘えん坊系なものが多く

時代的にも 
"女性らしさを強要され過ぎる"文化的背景から

(いやらしくない方の)
性的な魅力いわば"特徴"の捉え方を

"汚らわしいもの"や
"押さえ込むべきもの"的解釈で

間違った刷り込みと
新たな開放的欲求
との間で
葛藤しているようにも伺えるのです。

(ざっくばらんに話せる関係性を築くことで突っ込んだ本心を伺い知ることは魅力開花の為には必要不可欠)

一つずつ絡まった
心の糸をほぐすように
ニーズをまとめ
本当の声を聞いていくと、

可愛い=女が嫌う女像を
イメージしていることに気づく
ようで

(それを可愛いと思い込んでいる女性は実はとても多いと感じる)


最後には
「あのう、『可愛い』って…
  なんなんでしょうか?」
とか言い出します。

(こうして固定概念をぶっ壊すのも美容師の大事な役目と思ってます)


出来上がった、誇るべき
ご自分の本来のキャラクター
とは
違うものを、

したくもないのに
他人の目を気にして選ぶその行為は
本当に正しいのか?

目覚めさせること


それが実は本人が
即輝ける最短距離だと体感しています。

そこで「可愛さ」への解釈を
今一度 冷静に
考えてみようかって話です。


小学生じゃないんだから
(ごめん言いすぎかな)

無理して可愛く見える必要って

仕事の場において

必要なんでしょうか?

もっと言うと、

キャリアを積んできた
経験者である年代での
「可愛い」って

"あえて"作る必要性、
ありますかね?


必要なのは、
見た目の『可愛さ』よりも

中から滲み出るさりげない
『可愛げ』の方が大事なのでは?
と思うのです。


中高年に"求められる"のは、
(老害と言われない様にも)

歳を重ねていても"謙虚"な姿勢

教えたルールを勝手に
自己改変しなさそうな 
"素直さ"


任せてみてもテンパって
おかしなことをしなさそうな 
"安定感"

仕事なら当たり前の
『イレギュラー発生』を目の当たりにしても
"冷静にこなせる落ち着き"

などの要素を踏まえて

尚且つ  

話しやすい朗らかさと 
健康的で愛嬌があること


仕事の場において特にこれらが

可愛いよりも
最強の愛されポジションを獲得できる(はずだよね?)

『可愛げ』かと。

ところで「可愛さ」って、
すごく基準が曖昧で

かつ
若い頃に覚えやすいものでもあるので 

内容が更新されていないことが多い様にも感じます。

ピンクが好きでも
似合うピンクが変わる様に


全てを更新していく事が
美容面でも大事な事。


こんな考えを持つ私は
接客業では御法度とされる

お客様のニーズへの反論


をガンガンしています笑


(確実な結果を出し続けなければ残れない世界故に考えあっての事)

その理由は

そうしてくれと言われた通り
一般論の「可愛い」を作っただけでは目の前の人が"くすんでしまう"
未来が見えているから。


髪を変えることは
ウキウキを伴う事であって

明日から その新しい髪で
職場、新しい環境、人間関係に向き合うその人が

そのカタチの「可愛さ」と
本当の、垣間見える
「本人のキャラ」(言動等)が合っていない場合 

大事なそのお客様が
損をするかも知れない。

そう、お節介なんだけど。



"間違った演出からのギャップ"は
中高年の大人程、

悪い方への"加点対象"となりかねません。

(気をつけて)

だから

大人がする「可愛い」って、
よくわかってないと実は
かなり難しい領域だよ

って事をお伝えしたいのです。

(思いつきで手を出したらあかん)


中高年だけでなく。

職場だけでなく 
初めてのデートや 
婚活などにも言えること。

"わかりやすい可愛さ"や、
"可愛くしときゃ大丈夫"


これが通用するのは

相手も自分も
まだまだ子供の場合に限るかもしれません。


辛口にて御免なさいよ。

陰の立場からは
よく見えるものもある。


話を戻します。

仕事なら、
先の長くなる付き合いである可能性の方があるわけですよね?

"古い"と笑われるかもしれませんが、
『なんでもあり』の時代だからこそ。


仕事の場においてのお洒落は、
賢くスマートに
TPOの基本ルールを参考にして

目的を間違わないように
楽しんではいかがでしょうか?

とアツイ思いをぶちまけたら
ほぼほぼ
黒太文字になってしまった
( ̄▽ ̄;)



皆様にとっての春が
輝かしい季節でありますように。


またまた長くなりましたが
お付き合いありがとうございました。

以上です。


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