ミッドナイトスワン

去年の日本アカデミー賞最優秀作品賞。草彅剛主演。
身体は男で心は女、いわゆる性的マイノリティの人が親戚の中学生を短期間だけ預かって生活する。

諦めにも見える冷めた表情をつよぽんが熱演していて惹き込まれる。あと服部樹咲ちゃんバレエ上手すぎ。

LBGTという言葉が浸透してきたものの、それは言葉だけで周囲の人の理解はまだまだ乏しい。そして少数派だからか見下されがち。心と身体のギャップに悩みながら、最初は鬱陶しがったはずの少女とバレエをきっかけに心を通わせていく展開がじっとりしていてリアル。

LBGTの話になると、そういう人もいていいんだとか差別は良くないとか尊重して認め合おうとかいう締めになりやすい。いや正解なんだろうけど、これはこれでちょっと違和感ある。いていいとか悪いとかじゃなくて、普通にどこでもいるよな。なんで彼らがいてもいいとかいう許可を貰わないといけなくなったのかね。いるって、自然に。数が少ない分、目立つだけで。でもこういう話するだけでも嫌な思いする人はいるよな。難しい。

子供のころとか学生のときなんか、誰々はバイセクシャル的な話が出ると妙に盛り上がってたな、その一員だったけど。いや正直いまでも笑い話にしちゃうな。自信ない。以上。