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紀伊半島旅行記 熊野古道風伝峠(車で旅する)

何十年ぶりにこの道を通るのだろうか。
かつて国道311号線として賑わい、多くの旅人たちが行き交った風伝峠は、1990年の新しいトンネルの開通に伴い、静かな県道へと姿を変えました。

今回の旅では、熊野市紀和町西山方面から峠を越える冒険に出ました。
かつてはバスや物流トラックが往来し、道を譲り合う光景が日常だった風伝峠の道路も、今は時の流れにより自然に回帰しつつあります。
木々が道を覆い始め、車が触れないよう慎重に進む必要があります。
この道を旅する際は、十分な注意と個人の判断をもって進んでください。

峠の頂には、かつて旅人の憩いの場として親しまれた茶屋があります。
そこで売られていた風伝餅は、今も多くの人々に記憶されています。
現在は静寂が支配する峠ですが、その歴史と風情は色褪せることなく、訪れる人々を暖かく迎え入れてくれます。

風伝峠は、今回の旅の主題とは異なりますが、歩いて超える熊野古道伊勢路としても有名です。歩いて峠を超える場合も、十分な注意を払い、安全にお楽しみください。
私自身も、いつかは歩いてこの古道を訪れたいと思っています。

また、風伝おろしで知られるこの地域の動画はYouTubeで視聴可能ですので、興味を持たれた方はぜひご覧になってみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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