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あの人のために、できることなら最優秀賞を獲得したい。

私が金曜MCを務める『AbemaPrime』のプロデューサー郭晃彰氏からメッセージをもらったのは、昨年10月末のことだった。

Asia Television Awardsという賞レースの「ニュースアンカー/レポーター賞」というものに乙武洋匡さんでエントリーしていたのですが‥‥

最終7名の優秀賞にノミネートされました!!!!

最優秀賞の発表は来年1月、シンガポールです(※のちにマニラと判明)。

メディアに出演するようになって20年。これまでは、ほとんどがコメンテーターという立場。ニュース番組で「サブキャスター」を務めさせていただくことはあったが、「メインキャスター」を担うのは『AbemaPrime』が初めてだった。しかも、MCに就任してから、まだ半年が経ったばかり。もちろん嬉しさはあったものの、戸惑いがなかったといえば嘘になる。

そして、何やら、とんでもない賞であることがわかってきた。

今回で24回目を迎える「Asian Television Awards」は、“アジアにおけるエミー賞”とも呼ばれている祭典で、その年のテレビ界において目覚ましい活躍を見せた個人や番組に贈られる賞だという。日本からは、2014年にTBS系ドラマ『半沢直樹』が「ドラマ・シリーズ部門」で最優秀作品賞を受賞しているが、個人のノミネートは異例とのことだった。

もちろん、現時点では候補者7名のうちにエントリーされただけだ。MCを任されて一年にも満たない私が最優秀賞に輝く可能性は、限りなく低いだろう。

それでも、心のどこかで「獲れたらいいな」と思っている。あの人のよろこぶ顔をこの目で見たいからだ。

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「乙武洋匡の七転び八起き」
https://note.mu/h_ototake/m/m9d2115c70116

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