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「そんな売り方があったのか」と思わずその場で立ち尽くした、ある書店の話。

早いもので、今日から6月です。梅雨に入ったのだか、まだ入ってないのだかよくわからないような天気が続く東京ですが、日に日に空気が湿っていくのを感じます。

さて、本来なら昨日いっぱいで終了していたはずの緊急事態宣言が6月20日までは延長されることが決まり、どんよりした曇り空が続くだろう日々に、さらに暗い影を及ぼすこととなりました。つまりは、少なくともあと3週間近くは自粛生活を強いられることが決まったわけです。

そうなってくると、引き続き「#おうち時間」をどう充実させるかが大事になってくると思うのですが、パッと思いつくのはやはり読書や映画鑑賞などでしょうか。私も昨年からずいぶん読書量と映画を観ている時間が増えたように思います。

去年なんて、プロジェクターまで買ってしまいましたよ。

スクリーンショット 2021-05-30 午後3.41.30


読書に関しても、Amazonなどで注文すれば翌日には配達してくれる便利な時代になりました。でも、便利さが仇となっている側面もあるのかなと思っています。たとえば、Amazonや楽天でショッピングをすると必ず発動される「リコメンド機能」。まあ、心憎いほど“私好み”の商品を提案してくるので思わずクリックしてしまいそうになるのですが、ここに落とし穴があると思うんです。

リコメンド機能は、過去の閲覧履歴や購入履歴に基づいています。だからこそ精度高い情報にもなるのですが、だからこそ「広がりが生まれない」という難点も出てきてしまいます。つまり、「過去の履歴には含まれていないけれど、これから興味を持つ可能性のあるもの」との出会いは生まれにくいシステムになってしまっているんですよね。

なので、私はそんな“出会い”を求めて書店に行くのが好きだったりします。最近はまさにネットショッピングの隆盛を受けてリアル書店の数が減ってきてしまっているのですが、個人的にはだからこそますます書店の持つ価値は増してきているように思っています。

各書店も生き残りをかけて様々な知恵を絞り、ユニークな戦略を打ち出していたりします。先日、ある書店で「これはやられた!」と思わず唸らされた書店と出会いました。情報感度の高いみなさんなら、もうすでにご存知なのかもしれませんが、少なくとも私にとっては「目からウロコ」だったので、ぜひ今日はみなさんと共有させてくださいね。

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乙武洋匡の七転び八起き」
https://note.com/h_ototake/m/m9d2115c70116

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