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「努力」を続けるためのシンプルな方法。

「努力を続けられるようになるには、どうしたらいいのですか?」

最近は、「乙武義足プロジェクト」を取り上げていただく機会が増えてきたこともあってか、こんな質問が寄せられることが多くなった。

たしかに、「努力を続ける」ことの難しさについては、多くの人が感じていることだろう。昔からよく「継続は力なり」と言うが、この「継続」が非常に難しい。試験勉強などを振り返ってもそうだが、“一夜漬け”で乗り越えようとする人は多くいるが、「日頃からコツコツ勉強しているから試験も問題ない」という人はあまり見たことがない。

私自身も、あきらかに前者のタイプだ。短期間で一気呵成にワッと取り組むのは子どもの頃から得意だったが、「地道に」「コツコツと」は大の苦手。冒頭の「努力を続けられるようになるには、どうしたらいいのですか?」という質問は、私自身が幼少期から抱いている思いそのものでもあった。

ところが、『五体不満足』が出版されると、世間から「努力家の乙武さん」というレッテルを貼られるようになった。たしかに四肢のない状態で生まれた人が、自力で字を書いたり、食事をしたり、運動をしたり、はたまた健常者と対等な関係を築いて学校生活を送ったりしていれば、「さぞ努力してきたのだろう」といった感情を抱かれてしまうのは、ある意味で自然なことなのかもしれない。

そうして私は、自己評価と他者からの評価のギャップに戸惑った。そこで、なぜこうしたギャップが生まれてしまっているのかを徹底的に考えた。答えは、やがて見つかった。なるほど、そういうことだったのか。その答えは、そのまま「努力を続けられるようになるには、どうしたらいいのですか?」という問いに対する答えにも直結した。

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「乙武洋匡の七転び八起き」
https://note.com/h_ototake/m/m9d2115c70116

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