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ガーシー被告に「懲役4年」の求刑は妥当なのか。

「ガーシー」こと東谷義和被告に対して、検察が懲役4年を求刑したことがニュースになっている。

ガーシー氏と言えば、過去にアテンドしたことでつながりを持った芸能関係者の“裏の顔”を暴露する、いわゆる「暴露系YouTuber」として一部から熱狂的な支持を得て、瞬く間に有力インフルエンサーとなった人物だ。

その影響力に目をつけた立花孝志氏に担がれて、2022年には参議院議員選挙に立候補。国内で一度も選挙活動をしないまま、見事に当選。晴れて国会議員となった。ちなみにこの選挙には私自身も出馬しており、「乙武落選」「ガーシー当選」という結果になったことに、少なからず衝撃を受けた。

国会議員となったガーシー氏だが、しかし逮捕されることを恐れて、滞在先のドバイから帰国することを拒否。その後、度重なる出席要請にも応じず、参議院から「公開議場における陳謝」の懲罰を受け、さらには除名処分となった。この除名処分は、現憲法下の国会議員では1951年の川上貫一氏以来、72年ぶりのことだったという。

除名処分を受けたことで国会議員を失職したその翌日、警視庁から逮捕状を請求されていたガーシー氏だが、昨年6月にドバイから帰国した際、ついに逮捕されていたのだ。

さて、ガーシー氏にまつわる経緯のおさらいはここまでとして、いよいよ本題へと迫っていきたい。ガーシー氏に対する「懲役4年」という求刑に対しては、「重すぎる」「SNSを悪用させないための見せしめだ」といった声が上がっている。一方で、「彼が行ってきたことを考えれば妥当だ」「いや、軽すぎるくらいだ」という声も散見される。

「ガーシーとは何だったのか」という考察にも紐付く問題だとは思うが、今回の「懲役4年」という検察による求刑は重たすぎるのか、それとも妥当なのか。みなさんと一緒に考えてみたいと思う。

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