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ワクチン接種、「高齢者優先」は正しいの?

先週末、「ワクチン接種を猛スピードで進めていくために鍵となる2つのこと。」というタイトルで記事を書かせていただいた。今回も引き続きワクチンについて考えてみたい。

日本でも東京や大阪にようやく大規模接種会場が設置され、本格的な接種が始まった。予約システムに不備があったり、高齢者がインターネットの利用に慣れていない上に電話もつながりにくかったりとトラブル続きだったが、ここから何とか挽回を図ってもらえたらと、運営を任される自衛隊の奮闘にエールを送るばかりだ。

しかし、こうしてワクチン問題を考えていく上で、ひとつの疑問が湧いてくる。ワクチンの接種を進めていく上では特にこれと言った議論もなく、「高齢者が優先」として進められてきた。だが、この歴史的なパンデミックをいち早く押さえ込むために、はたしてその戦略は正解だったのだろうか。

何が正解かを決めつけることなく、ゴールありきではない、フラットな議論を試みてみたいと思う。

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「乙武洋匡の七転び八起き」
https://note.com/h_ototake/m/m9d2115c70116

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