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特技は何ですか?という問いの答え

プロフィールにはいつも当たり前のように存在している。

特技は何ですか?という問いにはいつも頭を抱える。人並みに少し毛が生えた程度というか間違いなく"特"技というには少し気が引ける。
自分よりも優れている人をすでに認知しているのにいやいや特技なんて、、と面倒くさくこじらせているのだ。
mostやbestでないと特技じゃないだろうと。

たとえば、特技披露の機会があって私はけん玉が特技であったとしよう。自分の後に披露する友人もけん玉が特技で彼の方が大技を魅せたものならそれはエグい。その後どんな感情になりそうかは想像に任せる。勝手ながら自分と似たような考えを少なからず持っている人のほうが多い気がする。
知らんけど。

そんなことなら圧倒的に吐出した才能や能力があるほうが珍しいでしょ。と割り切ることにした。

サッカーをしてきて何度となく、自分の特徴はなんなのかとこじらせる。チームメイトや対峙する相手と力比べをしては、迷走する。
義務教育の時からテストでは点数がつき、順位がつけられ知らず知らずのうちに他人と競争するレースにエントリーしていたようだ。他人と比べるなよと言われても勝手にエントリーされていたのだから仕方がない。
このレースから抜け出すにはエントリーされていることに気づいて離脱宣言するしかない。

その花を咲かせることだけに一生懸命になればいい
小さい花や大きな花一つとして同じものはないから
no.1にならなくていい
もともと特別なonly one

SMAP「世界にひとつだけの花」

これ、かなりアンビリーブ。
言葉にして友達に送るメッセージにしたら恥ずかしさすら生まれるくらいどストレートなフレーズではあるけど、核心そのものな気がする。

誰にも負けない武器が欲しい。圧倒的な特徴のある選手になりたい、吐出したいという欲求と向上心は成長を加速させるために隠し持ったニトロエンジンだと思えばいい。
宇宙のエネルギーバランス的にも増大と軽減、膨張と収縮のように強みが大きくなれば弱みも際立つ仕組みになっている。自分の良さは突き抜けた特徴はないけど逆に際立つ弱点が少ないことが最大の特徴であるのかもしれない。
10点を目指すのではなくて全体の6点を6.3点にする。

そしてひねくれる。難癖つけまくる。
けん玉の大技を友人は披露したけれど、俺の最大の特技はけん玉の皿に優しく球を乗せれることだからあいつとは違うと。
特技をめっちゃ細かくしてこれは俺ができるとひねくれればいい。

それか誰にも入れる余地のないことにすればいい。ダンスが特技だとすれば、楽しくダンスを踊ることを特技にして自分が楽しく踊れればそれは誰と比べることでもないし、自分だけだから胸を張ってそれは"特"技だ。

とにかくひねくれて自分を肯定してあげればオッケー!っていうそんな感じだ。