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遊佐未森さん35周年コンサート東京公演

少し前の話になりますが、2023年11月23日に東京の大手町三井ホールで開催された遊佐未森さんの35周年コンサートに行ってきました。

先日、35周年ツアーの千秋楽となる仙台公演が終わったので、備忘録として東京公演の感想を少しだけ書きたいと思います。

東京公演のセットリストは以下の通りになります。なお、右に「泣いた」と書いてあるのが泣いてしまった曲になります(^_^;)

①風が走る道
②森とさかな
③Run in the Rain
④星屑の停留所
⑤地図をください
⑥春の雨(泣いた)
⑦僕の森(泣いた)
⑧休暇小屋
⑨街角
⑩仔ぐま座
⑪空耳の丘
⑫Snow Rose(泣いた)
⑬逢いたい
⑭せせらぎ
⑮潮騒(泣いた)
⑯雲の時間
⑰暮れてゆく空は(泣いた)
⑱瞳水晶
⑲Happy Shoes
⑳〇の丘∞の空
㉑ロカ
㉒アラビアの唄
㉓夢みる季節タルトタタン

最初の「風が走る道」は味のある恋の名曲で、しょっぱなから引き込まれてしまいましたが、2曲目から5曲目の「地図をください」まで懐かしい曲が続いて、未森さんの35年間を振り返りつつ、はるか昔の青春時代を思い出してしまいました。

続けて6曲目の「春の雨」はしっとりとした曲なのですが、なんだか心に響いてしまってついつい涙ぐんでしまいました。

7曲目の「僕の森」は未森さんの屈指の名曲。感動のあまり「春の雨」で緩んだ涙腺から涙が溢れます。近くに知っている人がいなくて良かった。

8曲目から11曲目までは持ち直して聴いていましたが、12曲目の「Snow Rose」で再び涙ぐむことに。「Snow Rose」が収録されているアルバム「淡雪」は東日本の震災後に出されたアルバムなので歌詞にもそのようなニュアンスがあり、当時のことを思いだしてしまいます…

飛んで15曲目の「潮騒」は最新のアルバムに入っている曲ですが、圧倒的な歌声に感動してまたまた涙が。16曲目の「雲の時間」もそのままの余韻を引きずって感動しながら聴いていました。

そして17曲目の「暮れてゆく空は」は未森さん初期の名曲で、友達が登場するような懐かしさ溢れる大好きな曲です。

ここでまさかの号泣。

いつかエッセイにでも書きたいと思っていますが、今までは「もうずっと会っていない幼馴染と遊んだ記憶」に懐かしさを感じてジーンとしていたのですが、私のイメージに出てくる幼馴染の友人が20年前に亡くなっていたことが、昨年わかったこともあり、まったく違った印象になりました。

「なんで友達に会いに行かなかったんだろう」

この曲を聴いて、こんな気持ちになるとは思いませんでした。

30年以上、同じ音楽を聴いていても、その間の経験や気持ちの変化で受け止め方は大きく変わるものだな、と改めて思いました。

これって、本を読んでも同じですよね。年を重ねて良いことのひとつだと思いました。

そういえば、今人気の漫画でアニメも放映されている「葬送のフリーレン」の中に、「人間の寿命は短いってわかっていたのに、・・・なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう・・・」と言うフリーレンの言葉がでてきますが、同じ気持ちになりました。正直、涙が出ましたが、若い時に読んでいたら涙は出なかったと思います。フリーレンで泣いたのは内緒です。

18曲目以降は懐かしい曲が続いて、23曲目となる最後の曲(アンコールですが)は「夢みる季節タルトタタン」でした。未森さんのベルカント唱法に圧倒されて、感動のまま終演です。

今回も素晴らしいコンサートでした。

高校生の頃から30年以上、聴き続けて良かったと改めて思いましたし、元気をいただくことができました。

また頑張って生きていこう。

下の動画は公式YouTubeにアップされている別のライブ動画の一部です。


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