月見里のぞむ

小売業で働いていた経験を活かし食や流通関連の事業者様の支援を主な仕事としています。20…

月見里のぞむ

小売業で働いていた経験を活かし食や流通関連の事業者様の支援を主な仕事としています。2023年4月~KUA通信文芸コースで「書くこと」「表現すること」を学んでいます。ここでは学びの中で気づいたこと等を忘れないように書き留めていきたいと思っています。

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最近の記事

通信大学~新年度スタート

■はじめに 新年度がスタートしました。 昨年は右も左もわからないままのスタートで不安だらけで履修を始めたのですが、今年は慣れてきて不安が少ない状態でのスタートになりました。 しかしながら、なかなかうまく行かないこともあり、調整しながらのスタートになりました。 ■4月の履修について 4月については「文芸演習1:対象を観察して書く」「日本の生活文化」の2科目を受講する計画で考えていましたが、最終的に1科目になりました。 要因としては、年度末から年度初めで急な仕事の依頼が入って

    • 通信大学~1年目を終えて

      ■はじめに 桜の咲く季節となり、通信大学に入学してから最初の1年間が終わります。 入学したばかりの頃はどうなることかと思っていましたが、春夏秋冬と計画を立てて受講していくことで最終的には21科目で29単位を取ることができました。1科目ずつコツコツとこなしていくことは大切だと再認識しました。 同じタイミングで3年次編入したご学友の方々の中には、仕事をしながらも40単位以上を取っている方もいて感心するばかりです。 ■焦る気持ちもありました 私の場合、3年間での卒業を目指し

      • 短編小説「螺旋がつなぐ絆」

         前日までの雨で南国の森の中のように湿気が多い梅雨の夜。  古い木造建築を思い出すような白檀の香りの煙が漂う中、あまり親しくない人達と集まって酒を酌み交している。  こんなに気まずい雰囲気で酒を飲む機会はなかなかないよな…と思いながら、下敷きのように硬いスルメをかじりつつ、ビールが満たされて汗をかいた冷たいグラスを口へと運ぶ。  今日は父の通夜、といっても妻の父の通夜である。  四国の海沿いの田舎町にある妻の実家に親族や父の友人が集まり、僧侶による我慢比べのような長い読経

        • 小説「釣り人の悪事」のプロット公開

           KUA文芸コースの有志メンバーで開催されている「文芸実践会」の4回目は小説でして、起承転結の「起」の部分だけ書いて提出しました。    テーマは「悔しいことがあった日の帰り道」でした。  私は小説を書いたのは1月に書いた学校のレポートが初めてなこともあり不慣れ。プロットを作ってなんとか「起」の部分を書きましたが、文字数制限の1000文字を軽くオーバー。しかたなく、冒頭部分を大幅に削って提出してしまいました。その他、全体的に文字を削ってしまったため元の原型はわからなくなって

        通信大学~新年度スタート

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        • 通信大学 文芸コースでのレポート公開
          9本
        • 通信大学での学びの記録
          6本
        • 私の志集
          7本

        記事

          遊佐未森さん35周年コンサート東京公演

          少し前の話になりますが、2023年11月23日に東京の大手町三井ホールで開催された遊佐未森さんの35周年コンサートに行ってきました。 先日、35周年ツアーの千秋楽となる仙台公演が終わったので、備忘録として東京公演の感想を少しだけ書きたいと思います。 東京公演のセットリストは以下の通りになります。なお、右に「泣いた」と書いてあるのが泣いてしまった曲になります(^_^;) ①風が走る道 ②森とさかな ③Run in the Rain ④星屑の停留所 ⑤地図をください ⑥春の

          遊佐未森さん35周年コンサート東京公演

          通信大学~第3四半期を終えて

          通信大学に入学して10~12月の第3四半期が過ぎました。 秋になり、受講する科目が増えてきて仕事との両立が難しいな、と思いつつも勢いでなんとか乗り切ることができました。 過去の記録を見ると第3四半期(秋季)は7科目受講していました。 内訳としてはテキストベースで受講する科目1科目、オンラインのスクーリング3科目、京都に登校してのスクーリングが3科目の計7科目になります。月に2科目+αの受講になるので秋季の学習はかなりタイトになりました。 こんなに何度も京都に通うことは

          通信大学~第3四半期を終えて

          わたしが体験してほしい広島のまち

           私が住む広島市は原爆が投下されたことから世界的な知名度が高く、原爆ドームや平和公園といった平和のシンボルが各所に点在する平和の象徴的な場所として知られる。  外国人による日本の都市の知名度としては「東京」「京都」に並ぶほど高いと言われるが、日本最大の都市で政治と経済の中心地である東京、世界に誇る日本の伝統文化が残る京都と比べると広島市は大きく見劣りし、「平和の象徴」という知名度だけで他には何もないのが実状だ。 「広島は都会とも田舎とも呼べない中途半端なまちで面白さに欠け

          わたしが体験してほしい広島のまち

           「魚とのフェアな戦い」

          餌でだまし討ちする魚釣りはフェアな戦いとは言えないのではないか?   いつか魚とフェアに戦いたい。長年、魚釣りをしながら抱いていた思いだ。  その思いを実現するため、今年の夏は以前から興味のあった鮎釣りに挑戦する。 一般的な魚釣りは釣り針に餌を付けて魚に喰わせて釣り上げる方法をもちいるが、鮎釣りは餌を使わない「友釣り」を行う。 友釣りとはなわばり意識の強い鮎の習性を利用する釣りで、竿から伸びた釣り糸の先に事前に用意した生きた鮎を取り付け、リードを付けた犬の散歩のように

           「魚とのフェアな戦い」

          通信大学~第2四半期を終えて

          通信大学に入学して7~9月の第2四半期が過ぎました。 入ったばかりで様子がわからなかった4~6月の第1四半期からは少し慣れてました。 第1四半期(春季)は5科目受講しましたが、第2四半期(夏季)は4科目の受講となりました。タイミングの問題もありますが1科目少なくなりました。 内訳としてはテキストベースで受講する科目1科目、オンラインのスクーリング1科目、登校してのスクーリングが2科目の計4科目になります。春と秋を合わせて9科目11単位を受講しました。年間で26単位を計画

          通信大学~第2四半期を終えて

          わたしの心を揺さぶる解禁日の川

           遠慮がちな春先の暖かい日差しに冷たい川の水。釣り糸から釣竿をブルブルと伝わってくる生命の手ごたえ。水面から跳ね上がる銀色の魚。ランディングネットで掬いあげた魚の確かな重み。思わず笑みがこぼれる。  ―― わたしは渓流釣り解禁日の川が大好きだ。    実は若い頃から渓流釣りを楽しんでいたのだが、仕事や家庭が忙しくなりしばらく川から遠ざかっていた。ところが昨年、五十路を迎えたのをきっかけに渓流釣りを20年ぶりに再開した。  子供が高校生になり家庭が落ち着いたこと、勤め先か

          わたしの心を揺さぶる解禁日の川

          勉強について~今私が思うこと

          高校二年生になる娘が今日も「宿題をしなさい」と妻に叱られている。それほど厳しく叱られているわけではないが、ピリピリとした空気が伝わり、娘の部屋から離れたリビングで仕事をしている自分も釣られてビクッとしてしまう。   「子供の頃はよく叱れていたなぁ……」というフラッシュバックなのか、パソコンで仕事や勉強をしながら、時々、ユーチューブを見ている後ろめたさからなのかわからないが、毎回のようにビクビクしてしまう自分が少し恥ずかしい。他の父親も同じと信じたい。   あらためて娘の勉強の

          勉強について~今私が思うこと

          私の志集⑥

          「私の詩集」について、その後の情報になります。 知人から教えていただいたのですが、「私の志集」の活動については、2019年9月で活動を終了されたとのことです。 そのため、もう、新宿西口の「あの柱」に行っても、「志集」を買うことはできません。 37年間、路上で「私の志集」を販売されていたとのことでした。この期間の長さは「伝説」にも成り得ますし、「志」そのもののような気がします。 私が購入した時は300円、最後は400円だったようですが、37年という月日の長さを考えると、

          私の志集⑤

          新宿西口の「あの柱」の近くで、ついに「私の詩集」を販売している人に話かけることができました。 「志集を一冊ください!」と私が言うと、「私の志集」の方は驚いたような表情で「はい!」と答えてくださいました。 鞄の中からゴソゴソと「志集」を出すと、過去のバックナンバーと合わせて説明していただけました。 当たり前ですが、お話をしてみるとあっけないくらい普通の方でした。 ひととおり志集を読んでみると、内容もなのですが、いつから志集を販売しているのかなど、いろいろなことがわかりま

          私の志集④

          前回は新宿駅西口の雑踏の中、11年前とまったく変わらずに真っすぐと前を見つめて立っていた「私の志集」の方と出会うことができましたが、「志集」を購入することはできませんでした。 購入できないとなると「詩集」ではなくて「志集」となっていることが気になります。 それから少し月日は流れ、友人と一緒に「私の志集」の方の横を通り過ぎてから数か月が立ちました。私はその時の出来事をすっかりと忘れたままふたたび新宿に出掛けていました。 その時はひとりで新宿に出て食事を済ませ、少しお酒も入

          私の志集③

          「私の志集」の方をお見かけした場所から立ち去った後、興奮しながら友人と話をしました。 「ホントにいたよね!」 「話してた通りの人だよね!」 誰に話しても都市伝説のようにはっきりとしなかったことが、これではっきりしましました。それも私だけではなく、友人と2人で体験しました。 私が大学4年の時に見かけた「私の志集」の方が実在したことが判明した瞬間です。 夢では無く、現実だったんだな・・・と感慨深かったことを思い出します。 気になったのは、11年前にお見かけした時と見た

          私の志集②

          その後、大学を卒業して社会人になり、10年ほど経ってから、1年間、研修のために東京に住むことになりました。 2004年頃になります。(今現在、2023年からだと19年前になります) 東大和市という町に住んでいたのですが、その町は新宿と電車が繋がっているので、どうしても新宿に行くことが多くなりました。 その日は、同じ研修を受けていた友人と新宿で飲んでいたのですが、ふと、「私の志集」のことを思い出しました。 「新宿駅の西口、小田急ハルクのあたりにね・・・」と大学生の時の不