ヘルパーの掛け持ち

 今日は、昨日と同じガイドヘルパーのお仕事。同じと言っても、利用者も違えば、実は依頼を受けた事業所も違います。昨日はT事業所、今日はN事業所、そして明日はM事業所から依頼を受けています。社員だと副業OKな事業所であったとしても、同業他社に副業することはNGなことが少なくないけれど、登録ヘルパー(アルバイト)であれば、事前に既に登録をしている事業所を新たに登録する事業所に伝えておけばOKな事も少なくない。どの事業所も人手不足ですからね。

 とはいえ同じエリアの事業所だと利用者が被ることがあるので、NGになる可能性もある。実際に今は幽霊登録ヘルパー化しているS事業所で主に担当している利用者さんがサブとして登録している事業所がT事業所で、その利用者に2,3ヶ月に一度私が入っているので、もし仮にT事業所からもその利用者の担当として派遣されてしまったら、私も前回はS事業所の介護方針で、今回はT事業所の介護方針で、なんて事になってややこしいし、何よりも利用者さんもややこしいと思うはず。

 といいながら、実はS事業所のグループホームの管理人をしていたときに、その利用者さんがM事業所のガイドヘルパーを利用していて、S事業所のスタッフとして朝ごはんを食べ外出準備まで関わったあと、今度はM事業所のスタッフとしてお出かけの支援をするという、なかなかトリッキーな支援をしたことはあります。それはその利用者さんだから出来たという特殊な事例ではありますが。

 幽霊化している事業所も含めると合計4つの事業所に登録をしているわけだけれど、これだけ登録をしていると、事業所の介護に対する考え方、障碍に対する考え方に違いがあって面白い。ある事業所は障碍を持って生まれてきた我が子どもの為にヘルパー事業所を作った。またある事業所は、ノーマライゼーションの実現した街づくりの為にヘルパー事業所を作った。またある事業所は営利事業の一環としてヘルパー事業所を作った。それぞれ事業所の理念が違うので、自分が納得できる理念もあれば、納得のいかない理念もあるけれど、理念はどうであれ、登録ヘルパーである以上、時給分の仕事はちゃんとこなすことに徹するのみ、なんですよね。とはいえ、実際は、ちゃんとこなすべき仕事の内容が事業所の理念に左右されるので、自分の仕事が理念にそぐわないと評価されずに、結果その事業所から距離を置く、なんてことが現実なんですけどね。

 それはともかく、明日もガイドヘルパーの仕事です。今日は私の願い虚しく快晴でカンカン照りだったので、明日こそは曇り空になることを願っております。

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