医療職としては仕事納め

 昨日はバイト先のクリニックの年内最後の診療日でした。今年は、それまで頑張って通院されていた患者さんが訪問へシフトしたり、あるいはお亡くなりになったりして、仕方がないとはいえ、寂しさを感じる一年でした。

 世間一般的には「リハビリ」と言われている私の仕事ですが、制度的には、あるいは実際に行っていることとしては、「消炎鎮痛処置」を行っています。なので、脳梗塞後の後遺症の為のリハビリなどは行っておらず、ある日突然脳梗塞を発症された患者さんなどは、ピタッと通院が止まってしまうということになってしまいます。そもそも急性期や回復期は入院施設のある病院でないと無理なので、そういうことになるのですが、ただ、そのような患者さんでも、生活期リハビリに入った頃に経過の報告で来院されて、ここでリハビリを受けたいと言っていただけることもあり、嬉しかったです。

 それまで、週1回程度しか通院されていなかった患者さんが、他の病院でガンで余命1年という診断を受けて以来、週2回通われるようになるということもありました。元々運動器系の鎮痛処置であれこれ施術を行っていますが、診断を受けて以降、それほど痛くもない日であっても来院されるようになって、いわば「こころの消炎鎮痛」で来院されています。心理療法をやっている訳ではないのですが、「消炎鎮痛処置」には「こころの消炎鎮痛」なんて意味合いもあるなと思うようになりました。

 さて、医療職としては昨日で仕事納めでしたが、介護職としては明日一日ガイヘルが残っています。介護職も頑張っていきます。 

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