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51歳からのファイナンシャルプランナーが「ふるさと納税」にトライしてみた【キャリコンサロン編集部】

"実質2000円の負担でOK"、”手続きは簡単”、”返礼品ランキング”などの言葉が飛び交う「ふるさと納税」について新米FPが切り込んでみました!

皆さん、こんにちは。
じゅんじ@51歳からのファイナンシャルプランナーです。

ファイナンシャルプランナーとしての投稿はゴールデンウィーク以来となります。あー、久しぶり。

キャリコンのじゅんじさんがいつも参加している「キャリコンサロン」のnoteマガジン。

今回のお題は「ふるさと納税」。

全国の応援したい地域に寄附ができる仕組みのことです。寄附金の使い道は選ぶことができ、その地域に貢献することができます。

・実質2000円の自己負担で良い
・全国の名産品を返礼品としてもらえる

というように「お得」だと言われていますが、きちんと内容を押さえてみようと思います。

Let's enjoy learning!

◆ふるさと納税の仕組み

「ふるさと納税」は税金制度の「寄付金控除」の一種です。

国や地方公共団体へ寄付をした場合に、その金額の一部を控除(税金計算の対象外)にすることが出来ます。

【控除額】= 寄付金額 - 2000円

10万円を寄付したら9万8千円を控除することが出来ます。(但し、控除額には上限はあります)

もし「2000円払うと名産品がもらえる」と思っている方がいたら、それは誤解ですので注意してくださいね。

これに加えて「ふるさと納税」には2つの特典があります。

【特典1】返礼品がもらえる

「寄付金の30%が上限」かつ「返礼品は地場産品に限る」という条件のもと返礼品がもらえます。

近年、上記条件に従ってないとされた地方自治体が「ふるさと納税」対象から取り消されて、国と裁判で争ったことがありました。

【特典2】確定申告が不要

通常「寄付金控除」を適用するには確定申告が必要になります。

でも、ふるさと納税の場合には「ワンストップ特例制度」というものを使うと確定申告が不要となるのです。

◆ふるさと納税にトライ!

ここまでうんちくを語ってきましたが、実は私はこれまで「ふるさと納税」をやったことないんです。

このままではファイナンシャルプランナーの名に恥じると思い、今回「ふるさと納税」にトライしてみようと思います。

「ふるさと納税」はインターネットから申し込むことが出来ます。私は今回、人気上位サイトの「ふるなび」を使ってみました。

「ふるなび」で新規ユーザー登録。10分ぐらいで完了です。

そしたら、数ある返礼品の中から好きな物を選んで「寄付を申し込む」をクリックすれば良さそう。

えーっと、じゃあ。早速、お得そうな返戻品を選んで寄付してみようかな。現在のランキング上位は、

・新米さがみのり 20kg
・オホーツク産帆立 1kg
・福岡あまおう 1.5kg

うーん、迷うな。
どれにしようかな・・・

って、イヤイヤちょっと待てよ!

「ふるさと納税」が寄付であることをすっかり忘れかけていました。

・自分の故郷や以前お世話になった街
・災害からの復興に資金が必要な街
・共感できる取り組みをしている街

このような基準で寄付する街を選ぶべきだよなと思い直しました。

という訳で、私の故郷である「神奈川県伊勢原市」を検索。おー!ありました。

なんと、実家から徒歩5分にある牧場で作ったハンバーグが返礼品になっているではないですか!

風向きが悪いと、この牧場の堆肥の臭いが我が家まで漂ってきて、これを「伊勢原の香水」なんて呼んだものです。

あ〜懐かしい。でもハンバーグ32個は処理しきれなそうなので断念。

代わりに、昔良く立ち寄った神社の近くの山荘が出してる「鹿肉レトルトカレー」を選択しました。


その後は「支払い方法」「返礼品のお届け先」などを記載すれば寄付完了。通販とほとんど変わらないですね。

寄付が完了したら「ワンストップ特例制度」の申し込み用紙に記入。自治体に郵送で届けたら控除申請も完了です。

いや~、確かに簡単でした。

★☆ここで無理矢理キャリコンネタ★☆

岐阜県飛騨市の返礼品のひとつに、なんと「キャリアコンサルティング」というものがありました。

「ふるさと納税」の世界にもキャリコンは入ってきているんですね!

いかがでしたでしょうか?

「ふるさと納税」は自分が払う税金の一部を自分が好きな街に寄付できる制度です。

でも活用が進みすぎて、逆に自分が住んでいる街の税収がかなり落ち込んでしまったなんて事例もあるようです。

返礼品欲しさが災いして、
自分の身の回りが不便になってしまった!

なんてならないように気をつけましょう。
ではまた!

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