「スポーツ」観戦してたらアスリートキャリア支援に思考が跳んだという週末の話【キャリコンサロン編集部】
皆さん、こんにちは。
じゅんじ@50歳からのキャリアコンサルタント です。
キャリアコンサルタントの世界をnoteで明るく楽しく共有させていただいてます。
キャリアコンサルタントのコミュニティ「キャリコンサロン」のnoteマガジンに参加しております。
今回のお題は・・・
あれ?
「スポーツ」!
完全に勘違いしてました・・・
ネタの仕込みをしてたのは来週のテーマでした。
という訳で、今週はまったくネタ仕込み無いのでダラダラとやらせてください。
先週末に私がテレビ観戦していたのは、
MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)
パリオリンピックのマラソン代表を決めるレースです。今回のレースで代表枠の3枠のうちの2枠が決まりました。
代表が決まった選手たちはとても素晴らしいですが、それ以上に印象に残ったのは元公務員ランナーの「川内優輝」選手。
今回は残念ながら代表枠は勝ち取れませんでしたが、35㎞までの独走劇は見ている者を本当にドキドキさせてくれました。
オリンピックがかかったレースで皆んな慎重になる中、一人だけ自分の意志で大胆にレースを動かす姿はまさに、
「プロティアン(変幻自在)」でした。
今回で130回目のフルマラソンという経験の裏付けがあっての今回の行動は
「キャリアにも通ずるものがあるな~」
なんて勝手に思ったりしちゃいました。
こんな風に勝手にアスリートとキャリアを結びつけている私ですが、実は1年ほど前に
ACC(アスリートキャリアコーディネーター)相談員
としてスポーツ庁と委託契約をしているのです。
(※正確にはスポーツ庁の委託会社と契約)
「ACC相談員」とはアスリートのセカンドキャリア形成を支援するプロフェッショナル人材のことです。
「ACC」についての詳細はこちらの記事を読んでくれると嬉しいです。
書類選考と面接試験が行われ、合格者50人という狭き門を突破して「ACC相談員」に選ばれた時は本当に嬉しかったのですが。。。
アスリートからの相談件数は「ゼロ」。
残念ながら開店休業状態です。
全体での相談件数も僅からしく、アスリートのセカンドキャリアを支援したいという我々の想いは届いていないようです。
このような状況にもくじけず、スポーツ庁が主催する研修会にせっせと参加しております。
研修に参加しているとアスリートのキャリア形成に関する色んな課題を知ることが出来ます。
その中でも一番印象に残っているのが、
アスリートは全てを競技に捧げるべきである。
という圧が強いということです。
キャリコン用語で言えば、これはまさに
不合理な信念(イラショナルビリーフ)
というやつです。
トップ中のトップ選手(例えばMLBの大谷くん)はこれでも良いのですが、そうじゃない選手達にとっては結構シビアな問題です。
競技引退後のことを考えて、競技以外のスキルを身につける活動をしていると、
「そんなことしている時間があるならもっとトレーニングしろ!」
「他のことにうつつを抜かしてるから大事なところで勝てないんだ!」
というハレーションを受けることもあるとか。オフの時間のスマホゲームは許されるのにね。
毎年シーズンオフに企業のインターンシップに参加していた元サッカー選手の話は強烈で、
「競技に集中していないアナタとは一緒にプレーしたくない」
とチームメートから批判を受けたこともあるそうです。
キャリア支援を積極的に実施している競技もありますが、こういう話を聴いていると、
選手を取りまく環境に対してもキャリア形成の意識づけをしなければならない。
なんてことを偉そうに語る私もそんな大した活動ができておらず、
「あ~なんかいい機会ないかなあ」
なんて他力本願になりながらこんな投稿記事を書いているのであります。(スミマセン…)
いかがでしたでしょうか?
・競技に集中しているアスリート
・競技以外のこともやっているアスリート
どちらが正しいなんてことはありません。
上記のようなことを理解した上でどちらのタイプの競技生活を送るのか?
アスリート自身で選択してもらえたら嬉しいですよね。
そして我々ファンもアスリートのキャリア選択を尊重しつつ競技も応援するようになる。
そんな状況になればアスリートのキャリア形成ももっと進むのかもしれませんね。
以上、「スポーツ」観戦してたらアスリートキャリア支援に思考が跳んだという週末の話でした。
それではまた来週お会いしましょう。
ご機嫌よう(^_−)−☆
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