三脚調査

三脚について調べてみた。
 ※随時調査結果をUpdate

メーカー

Gitzo(ジッツォ)🇫🇷

GITZO(ジッツォ)は、フランスのカメラ関連製品(撮影機材)メーカーです。高剛性かつ堅牢な三脚・一脚と雲台で知られており、プロカメラマン向けの高精度で高い堅牢性を持つ三脚の最高峰とも言われています。

1917年にフランスで設立され、当初はカメラやケーブルレリーズなどの周辺機器を手がけていました。1950年代に三脚の製造を開始し、カーボン三脚およびトラベラー三脚の元祖としても有名です。

ジッツオの三脚は、堅牢性と安定性に優れているだけでなく、モジュラー式になっているのが特長です。最新モデルはCarbon eXactチューブ、新大型石突、「イージーリンク」コネクターなどの新機能により、安定性・拡張性・操作性がさらに向上しています。

google 生成AIより

Realy Right Stuff(RRS)🇺🇸

Really Right Stuff(リアリーライトスタッフ)は、アメリカのカリフォルニアにオフィスを置くカメラプレート製品のメーカーです。1990年に創業者のBryan Geyer(ブライアン・ガイヤー)が、流通しているカメラプレートの品質に満足できず、自作のプレートを作り販売したことから始まりました。

Really Right Stuffは、三脚、雲台、一脚で有名です。製品の製造から組立てまで全ての工程をアメリカで行っています。

日本では「銀一」が正規代理店となっており、「銀一」のウェブサイトから商品を見ることができます。また、ビックカメラ.comやヨドバシでも購入できます。

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HUSKY(ハスキー)🇺🇸

HUSKY(ハスキー)は、アメリカで生まれたプロ用三脚のメーカーです。航空機用軽金属を使用したシンプルな三脚で、軽量で丈夫、メンテナンスが容易です。特に雲台のスムーズな稼働に定評があります。

HUSKYの三脚は、プロカメラマンに愛用されており、カメラマンの間では定番中の定番です。カーボン製が主流の三脚業界の中でも頑なに金属製にこだわっているため、一部のプロフェッショナルやハイアマチュアから厚い支持と信頼を得ています

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sachtler(ザハトラー)🇩🇪

Sachtler(ザハトラー)は、ドイツの映画機材メーカーです。プロフェッショナルな映像撮影に最適な雲台・三脚システムを提供するブランドで、大きなSマークのロゴが特徴です。

ザハトラーの雲台は機械式を採用しており、動作温度による粘りの変化がありません。寒冷地や炎天下でも問題なく使用できるため、屋外撮影の多いユーザーに支持されています。

ザハトラーは、映画や放送業界を中心に、数多くのプロフェッショナルたちに使用されています。過去には、アカデミー賞(オスカー)技術部門賞も受賞しています。

ザハトラーはドイツ語に近い発音で「ザハトラー」と読みます。テレビ関係者の多くはザハトラーと呼ぶが、古くからの映画関係者は英語読みで「サクラー」と呼ぶ場合が多いです。

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Manfrotto(マンフロット)🇮🇹

Manfrotto(マンフロット)は、イタリアのカメラ機器メーカーです。写真撮影や映像撮影用の三脚、雲台、ライティングスタンド、キャリングケースなどのカメラサポート製品を製造・販売しています。

マンフロットは、1960年代末にイタリア人のフォトリポーター、リノ・マンフロット(Lino Manfrotto)によって創業されました。イタリア北東部のバッサーノ・デル・グラッパに本社を置き、イタリア北東部ヴェネト州のフェルトレにある自社工場で三脚を生産しています。

マンフロットは、品質、デザイン、ディテールへのこだわり、絶え間ない研究、技術革新を融合したイタリア生産による文化を持って市場をリードしています。

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Velbon(ベルボン)🇯🇵

Velbon(ベルボン)は、日本の三脚専業メーカーです。60年以上の歴史があり、一脚や雲台、クイックシュー、カメラアクセサリーなども製造しています。独創的な技術開発に取り組んでおり、最新の素材と高い品質で写真愛好家をサポートしています。

Velbonは、アウトドアブランドのコールマン社とコラボレーションした三脚付き自撮り棒も製造しています。この自撮り棒は、スマホ用スタンドやセルフィースティックとしても使用でき、アウトドアからタウンユースまで幅広く活躍します。

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Leofoto(レオフォト)🇨🇳

Leofoto(レオフォト)は、中国の撮影機材メーカーです。2014年に設立され、三脚や一脚、雲台、撮影関連アクセサリーなどを開発、企画、販売しています。

Leofotoの製品は、高精度部品で構成されており、世界中のプロ写真家から評価されています。日本では、風景・星景写真家や野鳥写真家から評価が高く、海や登山での風景撮影、野生動物などの撮影に利用されています。

Leofotoの製品は、安い価格の割に品質が良いカーボン製の三脚が評判です。また、センターポールを無くすといった大胆な小型化策も日本のユーザーに受けているようです。

Leofotoの本社兼工場は広東省にあり、中国、日本を中心にして、東南アジアやヨーロッパ、アメリカなどでも広く販売されています。

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SLIK(スリック)🇯🇵

SLIK(スリック)は、カメラ三脚やビデオ三脚、一脚、雲台、クイックシューなどを製造する三脚メーカーです。40年以上の歴史があり、大中判カメラや超望遠レンズを支えられる全金属製の三脚「プロシリーズ」などを製造しています。
SLIKという名前は「滑らかに動く三脚」というイメージから名付けられたと言われています。また、白石氏の頭文字である「S」を入れた名前から考え出されたとも言われています。
SLIKの三脚は、運動会や学芸会など、多くの観客がいる中での撮影や、長時間同じアングルを維持したい望遠撮影やビデオ撮影に役立ちます。

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Peak design(ピークデザイン)🇺🇸

Peak Design(ピークデザイン)は、アメリカ西海岸を拠点とするカメラアクセサリーメーカーです。2011年に創業し、アウトドア向けカメラ着脱システム「キャプチャー」のクラウドファンディングを成功させました。

Peak Designは、ストラップ、バッグ、三脚などのアクセサリーを製造・販売しています。洗練された外観と高い機能性で人気があり、登山中のカメラの持ち運びの悩みを画期的なアイデアで解決してくれるブランドです。

Peak Designは、2010年にアメリカのキックスターターで資金募集を成功させ、世界の写真業界に名を轟かせました。

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Gitzo(ジッツォ)の三脚ラインナップ

ラインナップ概要

Gitzoの三脚は「ミニトラベラー」を除くと大きく3分類。

  • システマティック:大きく重いがどっしり

  • トラベラー:軽量コンパクト

  • マウンテニア:万能型

最大脚径に応じて「シリーズ」があり、0型〜5型と分類される。
パイプ径が大きいほど値が大きくなる。

  • 0型:脚径21.7mm

  • 1型:脚径25.3mm

  • 2型:脚径29.0mm

  • 3型:脚径32.9mm

  • 4型:脚径37.0mm

  • 5型:脚径41.0mm

製品型番で大体のスペックがわかるようになっている。

  • 1〜2桁目:形式:GK(三脚+雲台)、GT(三脚)、GM(一脚)

  • 3桁目  :脚径:0(0型)〜5(5型)

  • 4桁目  :材質:3(アルミ)、5(カーボン)

  • 5桁目  :段数:3(3段)〜6(6段)

  • 6桁目  :世代:0(初代)、1(2代目)…

  • 7桁目以降:種類
           T(トラベラー)
           OT(オーシャントラベラー)
           S(システマティック)
           LVL(レベリング)
           EX(エクスプローラー)
           L(ロング)
           LS(ロングシステマティック)
           GTS(ジャイアントシステマティック)

つまり
「GT2545T」は
「形式"GT"+脚径"2"+材質"5"+段数"4"+世代"5"+種類"T"」だから
「2型(脚径29.0mm)カーボン素材4段のトラベラーシリーズ三脚。5世代目のモデル」
ということ。

ラインナップ一覧

トラベラーとマウンテニアのスペック一覧表

GitzoのHPより、記事記載時点のスペックを抜粋し、一覧表に整理した。
横串で確認した結果の雑感をピックアップする。
 ※漏れがあれば申し訳ない。。。

  • 「トラベラー」は2型までで3型以降がない

  • 「マウンテニア」は3型までで4型以降がない

  • 「トラベラー」はアッパーディスク直径が最大でも42mmだが
    「マウンテニア」は50mm〜60mm(構造上当然だが)

  • 「マウンテニア」は耐荷重が「トラベラー」の同型の約2倍

実機を触った印象

トラベラーのGT2545Tと、マウンテニアのGT3532・GT3542の3台を、RRSの自由雲台BH-55を装着し、Z9+70-200 f2.8の組合せで店頭で試してみた。

やはり2型は持ち運び面でだいぶ軽い印象で、数値のスペック以上に2型と3型には差があるなと感じた。また、4段と3段で大きさが天と地ほど印象が変わる。3段は長い!

だがそれ以上に意外だったのは、3段と4段の安定性の違いだ。GT3532・GT3542の2台で比較すると、圧倒的に3段(GT3532)が安定した。

正直、Z9+70-200 f2.8の組合せであればトラベラー(つまり2型4段)でもスペック上は充分だし、無理してる感じはない。

だが雲台を操作したり少し触った時の揺れが収束するスピードは、同じ4段の2型と3型での比較はそこまで大きくなく、寧ろ同じ3型の3段と4段の比較で顕著に違った。

3型3段の安定感が半端ではない。
これは雲台やカメラを載せなくても何となく分かっていたが、触った時のブルブル振動がビタっと止まるあの感じ。良き…。メチャメチャ安心感があった。

用途を踏まえた検討

私は現在、自然風景や夜景の長時間露光用途で三脚を使いたいなぁと思っている。

先日、自然風景に赴く時間がなくて、妥協で久々に都会の夜景写真撮影に臨んだ。お台場から海を入れて、夕陽と夜景のレインボーブリッジまわりを撮ってみた。

H&Yの角型フィルターセットに入っていたND1000も遊びで試してみたかった。滝とかも撮りたいし、予行演習として。

結論、SSが普通(1/100より早い)の場合はそこまで意識しないが、10秒なり30秒なりになってきた場合、顕著に三脚と雲台の性能が出た。当然だが。

具体的にはシャッターを押す瞬間のブレと、押した後の風。あとは雲台の性能?による「じんわりブレ」。

今保持しているのはLeofotoのトラベル三脚(MKELES5CF-BH)と中華の安い自由雲台で、Z9やZ8と大三元レンズを載せた場合、長時間露光と関係なくかなり厳しいというのがあるが、コイツはかなり優秀な印象だが、ジワジワとズレていくことがわかった。

垂直方向での対荷重、ひっくり返らないかどうか、という観点では問題ないが、水平であっても、かなり強く締めても、ゆーっくり動いてしまう。多分1,2mmの世界だが、何度もアングルなり縦横位置を切り替えながら長時間露光撮影を繰り返していて気づいた。

これが「余裕の有無」か…と悟った。
確かにスペック上は充分なのだが、メチャクチャ余裕のある中(例えば対荷重20kg)での3kgと、対荷重4kgの中の3kgではこの辺りに差が出る。

そもそも「対荷重」という数値自体当てにならない。何を以て「耐えられている」とするかは販売元が決めちゃっているのだがら、自分に厳しいメーカーとそうでないメーカーにより、定義に差が出るのだから。

あとシンプルに物理構造上、ほっそい足は不利に決まっているし、段数が多いより少ない方が安定する。当たり前だ。このあたりは見た感じ無理してるかどうか?という印象かなり重要じゃないかと思った。

さてはて、もはやGitzoのマウンテニアの3型3段しか見えなくなってきたが、コイツって飛行機で機内持ち込みできるんだろうか?

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