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【不登校】どこにも出かけたくない子ども。出かけるのは誰のため?

こんにちは、のっぴです。
小1と小4の子ども達は、それぞれの理由で、学校には行かずにホームスクーリングをして過ごしています。

子どもが家にばかりいると、「社会経験」「友達との繋がり」など不足してしまうのでは?と不安になってしまいます。

何かしら経験させてやりたい、同年代の子と触れ合わせてあげたいと思うのではないでしょうか。

もしかしたら、学校に行っていないから何かしら経験や行動をさせてあげないと!と思っている保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
(直接的な言い方で、チクチク嫌な気持ちになってしまったらごめんなさい。)

かく言う過去の私がそうでした。後悔と自戒を込めて、不登校の子どもを、どこかに連れ出そうとしていた時のことを書いてみました。
(書いていて、辛かったなと泣けてきました、、子ども達よ、早く気づかなくてごめん・・・。)


小さいイベントや習い事に連れ出そうとするも毎回中止。

小4の息子が完全不登校になってから1ヶ月ほど経った頃、イベントや習い事があるたびに、「ちょっと行ってみよう!」としつこく誘っていました。

その頃の私は「ずっと家にいるより外の世界に触れた方がいい」「何か予定を入れないと、ゲームや動画ばかり見る過ごし方になってしまう!」と焦っていたのです。
(ゲームや動画の時間はルールを決めていましたが、何回も破られました。悔しくて腹が立って、否が応でもどこかへ連れ出してやる!!と強く思っていたのです・・)

しかし、出かける準備をして、いざ玄関から出ようとすると、息子は決まって泣き出します。
行きたくないとは言わず、泣いてうずくまるだけ。腹痛も起こります。

身体症状が出ては仕方がないので出かける事をあきらめる。
そんな事が何回もありました。

安心できる居場所が家しかない

何回も親子で辛い思いをしました。繰り返しては、話し合い、気持ちをぶつけるうちにだんだん分かってきた事があります。

学校に行かない(行けない)子どもは「家にいるのが安心。安心な場所にいたい。」と思っていること。

子どもは安心できるから、
ホッとする。
傷が癒えてくる。
気持ちが落ち着く。
素の自分でいられる。
やりたいことが見つかる。
エネルギーが溜まってくる。

エネルギーが満たされると、気持ちが外に向く。

私はエネルギーどころか、傷が癒えないうちに、外に連れ出そうとしていました。
外に出かける行動やその姿を見る事は、私自身の安心に繋がるからです。

どこかへ連れ出したい。出かけたいのは自分だけ。
それは、子どもを安心できる居場所から引きずり出す行為でした。


家にいたっていいじゃないか。
そう思えるようになってからは、私も楽になりました。
子どもも、受け入れてもらえる雰囲気がわかるのか、表情や体調も良くなりました。

今でも心配になると「どこかに連れ出そう」と考える事もあります。
自分の思いを子どもの思いにすり替えないように気をつけたいと思います。

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