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【ヤクルト中継ぎ解説②】クローザー田口麗斗とジェネリック田口・山本大貴

2024年シーズンに向けて、
ヤクルトの中継ぎ陣を振り返っていく企画第2弾。

7月中盤頃~シーズン終了までの
神宮球場での登板をFODのアーカイブをチェック

それを踏まえて1枚画像で解説、
更にそれを元にした深堀りの補足情報をプラス

といった流れで進行していきます。

※補足情報、というか主観もモリモリです。
補足情報兼考察パート。

第1弾・清水昇投手はこちら


田口麗斗_画像解説

タップでズームして見ることができます

補足情報:ドラ③石原勇輝の将来像にピッタリ

同じ左のリリーフとしての活躍が見込まれている
2023年ドラフト3位の石原勇輝投手。

現在の投球スタイルからしても、
完成系が田口投手になるんだろうなというのを感じます。

・対左打者のアウトローが生命線,
・チェンジアップは同系統の来ない系をゾーンに放る
・最大の武器は大きく曲がる横の変化球

(田口はスライダー,石原はカーブ気味の違いアリ)

流石に現段階の完成度で言えば
田口投手と石原投手では大きく差がありますが、

石原投手の方が地の馬力を感じさせますし
田口投手に弟子入りすることで
いずれは勝ちパターン入りを目指してほしいです。

田口投手も平気で150㌔を出すようになって、
かつ制球もビタビタなのでね…
なかなかハードルは高いと思いますが。

山本大貴_画像解説

タップでズームして見ることができます


補足情報①:精度を若干下げたジェネリック田口

左打者の外角低めに直球とスライダーを
綺麗に集める姿は田口投手とかなり被りますが、

精度は田口投手と比べると流石に劣ります。


直球とスライダーの集め方のイメージ像
A:田口投手 B:山本投手

もちろん山本投手もAの制球をできますが、
  その精度が田口投手と比べると一段落ちる
             というニュアンスです。

ただ、あくまで
"今年防御率1点台を誇るクローザーである
田口投手と比較したら"一段落ちるだけで、

十分すぎる制球力ではあると思います。

補足情報②:左の内角への強気な攻めが差別化ポイント

内角への直球やツーシームを挟むことで
外角の直球やスライダーが活きます。

田口投手は左の内角はあまり使わないので、

左の外角への制球力が劣る分
  山本投手の差別化点はここにある
     と言えるのではないでしょうか。

(正直、田口投手の場合
外の使い方が上手すぎるがゆえに

内角を攻めるリスクを取らなくても良い
=内角にも投げられるけど
  敢えてその選択肢を取っていないだけ

          のような気もしますが…)

左の内角を突ける左投手と言えば
2022年にプチブレイクしたものの
2023年に戦力外になってしまった
久保拓眞投手が思い出されます。

久保投手と違うのは
山本投手の方が球速が出ることですね。

お互い肘を下げた変則気味フォームで
久保投手は140㌔弱のイメージでしたが

山本投手は150㌔前後をガンガン出します。

良くも悪くも、山本投手は
田口投手と久保投手を足して2で割った感じ
の表現が合うのではないでしょうか。


以上、田口投手・山本投手の解説でした。

今後も同系統のnoteを投稿予定ですので
ぜひフォローしていただければと思います。


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