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心・精神・メンタル_葉羽

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私が体験した心と体の不思議な話など。
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記事一覧

朝のTV番組の寒々しく暑苦しいオープニングテーマを聴きながら、 「あぁ、今日は診察だ・・憂鬱すぎる」 「先生に会いたい、会いたくない、会いたい、会いたくない・・・」 ん? これって花びらを一枚ずつ千切って 「好き、嫌い、好き、嫌い・・・」 ってやつ?バカだね〜〜〜。

ドグマチール(スルピリド)の副作用アカシジアは辛すぎた!

いつか機会があったら発信しておきたいと思っていた。 下手したら辛すぎて自殺しちゃうかもしれないから。 でも知っていればなんのことはない副作用だから。 でも医者も薬剤師も知らなかったりするから。 ドグマチール(スルピリド)を短期間服用していたことがあった。ストレスで体調をくずし、内科で処方を受けたもの。これを飲むと食欲も出るし身体も元気になって、こんな良い薬があるのかと感動的ですらあった。何しろ1日中笑顔で活動的でいられるのだ。 ところがしばらく飲み続けていたら、 なんだ

私って素敵、って思える瞬間がある幸せ

「あれ? 私ってもしかして素敵じゃない?」 「今の私、めちゃ素敵なこと言ってるよね?」 そんな瞬間が私には「ある。」 と、皆の前で言うと、大抵大爆笑になる。 そうか、私は基本うかれて生きているんだな、と気付かされる。 でも自分大好き人間というのとは違うと思っている。 私は自作曲のほとんどをフリー音楽素材として公開している。二次加工OK、クレジット必要無し、あとはサイトの規約内で自由に使ってね、というスタンス。なぜなら今は音楽を生業にしていないので、偉そうな条件は付けない。

病室からの夜明け、その音

一ヶ月の入院をした。 身体の感覚がおかしい。 どこか次元の狭間に挟まってしまったような異常な感覚で、 動けない、喋れない、食べられない。 ご近所さんに助けてもらい、雨の夜、救急外来でそのまま入院。 いくら検査をしても病名がわからない、治るかどうかもわからない。 もしこのまま治らなかったら・・ 苦しくてとても生きてはいられない。 どこかビルの屋上から飛び降りるしかないのだろうか。 その勇気が出るかしら、勇気が出なかったらどうしよう。 絶望的な気持ちで病室から見ていた夜

神様は越えられない試練は与えない、とは思えない

(「神」「試練」それらの言葉の正しい定義は別として、この一文の一般的な使われ方において。) 試練に苦しんでいる人への常套句、 「神様は乗り越えられない試練は与えないよ」 この言葉で励まされる人もいれば、追い詰められる人もいる。 「あなたはそんな試練も越えられないの?」「もっと大変な人もいるんだよ」と、その人の苦しみを否定していることにもなる。苦しいと感じることさえ咎められてしまったら、どうだろう。 自分が今直面している試練は、他の人にとっては些細なことかもしれないし、

依存される、は、依存させてる?

どうか今日は電話が鳴りませんように。 毎日びくびくしているのはもうイヤだ、解放されたい。 私は過去に高齢者を介護した経験がある。 そのことを知っている男性から、最近頻繁に電話がくるようになった。 自分が親の介護をする立場になり、初めてのことに困惑し、その鬱憤をぶつけてくる。 介護を経験した人にしか分からないことは沢山ある。 私の経験がお役に立てるなら嬉しい、と思い、丁寧に話しを聞いていた。 でも一応、「できること、できないこと」は言っておいた。 『本格的なアドバイスはで

私、誰かの役に立ちたくて病気したんじゃないよ

周りからよく言われること、 「葉羽さんは自分が病気をしたことで、病気の人の気持ちを分かってあげられるようになって、良かったじゃない。きっと誰かのお役に立てるわよ。」 私、誰かのために病気になったんじゃないよ。 誰かのためだったら、病気なんかしたくなかったよ。 同じ言葉でも病気が治ってから言ってもらえたなら、嬉しかったかもしれない。 でも、今現在苦しんでいる私には、誰かのためなんて思える心の余裕は無いし、とても受け入れ難い。 でも病気の人の気持ち、少しはわかるかな。 言

自立支援医療(精神通院)に、ハードル無し!

『自立支援医療(精神通院)』って案外知らない人いるね。 精神障害者保健福祉手帳(1級とか2級とかいうやつ)のことだと思ってる人いるね。 違います。 『自立支援医療(精神通院)』は、精神科に通院している人なら誰でも、診察と薬がお安くなる制度。 病名が何であれ、重かろうと軽かろうと関係無しに受けられる支援です。 「なんか今、たまたま精神科に通っちゃっててさー」みたいなライトな人でも受けられます。 なんだかネーミングが深刻そうだから、重度の人しか受けられないように思っちゃうよね

精神科医と薬剤師の一騎打ち!

今年も年末が近付いてきた。 熱い精神科医と熱い薬剤師の一騎打ちの季節だ。 どちらも私がお世話になっている男性医師と男性薬剤師。 診察のたび思うけど、精神科医の発する言葉って、 私からすると「???」なんだよね。 聞き返すたびに余計意味不明になっていく。 「意識の洞窟」だの「エネルギー磁場」だの言われてもね。 で、診察の帰りに薬局で聞くわけ。 「今日、先生にこんなこと言われたんだけど、どういう意味だろう?」 すると、その薬剤師さんが図を描いたりして、分かりやすく医師の言葉

死神さんとのニアミス?

人は死を決めた時、こんなに穏やかな気持ちになるのか・・。 かれこれ随分前の話なんだけど、 その頃の私は、とても一人では乗り越えられない試練に直面していた。 長い長い年月、逃げたくても逃げられない、頑張れなくても頑張らざるおえない。 そんなある日、 「死のう」って初めて思えた。 後から思えば、その時は何か特別な精神状態に陥っていたのだと思う。 投げやりに「あぁ死んでしまいたい!」なんて思うことはしょっちゅうあったけど、もちろん死にたくなんかないし、死のうなんて思ったこ