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43. 海洋保護活動「Marine Debris Program(海洋ごみプログラム)」とは

みなさんこんにちは。


最近海の環境について書いてきている羽原ですが、その中でも気になるものがありました。

それが、海洋保護活動「Marine Debris Program(海洋ごみプログラム)」というものです。

これは、米国海洋大気庁が発信しているプログラムで、世界の海と水路が直面しているプラスチックや金属、ゴム、紙、繊維、遺棄された漁具、船舶、その他の廃棄された海洋ゴミが、どこから来ているのか、そしてそれが野生生物、生息地、人々にどのように影響を与えているのかを教え、世界の海洋ゴミの動向を調査するというものです。


その中でも、PADIが行なっている活動が、Dive Against Debris(ダイブ・アゲインスト・デブリ)です。

この活動は世界最大の海洋清掃活動です。 その中でもダイバーとして参加するDive Against Debris ダイバーというものがあります。 これはDive Against Debris スペシャルティ・コースを受講することで、お気に入りのダイビングスポットや地元の海洋環境をゴミのない状態に保つことができます。


また、7万人以上のダイバーが海底にあるゴミに関する世界最大の海洋市民科学データベースを作成することにより、世界のゴミのデータの誤差を無くすことにも寄与しています。 2020年には、このデータをScience Directに掲載し重要な海洋研究も前進させています。

このデータはNGOや政府、地域社会に対し、Dive Against Debris Data(ダイブ・アゲインスト・デブリ・データ)の共有を積極的に進めています。 自分の海洋環境の保護活動にデータが必要なときにはデータを共有もして頂けるそうです。


2030年までに対象国の海洋ごみを50%削減することが目標で、海からプラスチックを無くすという共通のビジョンを支援するために、世界的なパートナーシップを形成しています。 そのために、「PADI Torchbearer ・コミュニティの市民科学への参加」や、「PADI AWARE コミュニティ助成プログラムによる対象国への支援」も行なっています。


次回からは各地域の各団体で行なっている海洋ごみに寄与する活動をご紹介していこうと思いますが、あなたの地域の綺麗な海を守るためにも、このような活動に参加してみてはいかがでしょうか?

僕もまずは近くで参加できるゴミ拾い活動などに参加してみようと思います。


あなたのダイビングライフが楽しく長く続きますように。

そして子どもの子どもの代まで綺麗な海を楽しめますように。


それではまたどこかで。

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