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金の特権、青の切符

あついです。日々うだるような暑さが続いています。うだるような、のうだる、ってどういう意味なんでしょう。
暑すぎてうだうだくだくだ言いたくなるような…ということではなく、「茹だる」と書くみたいです。ゆでたまごだ。1つ学びになりました。毎日茹でられているような暑さですね。

うだるような(茹でられているような)暑さだった2023年7月。
私もついに特権階級になる時が来ました。
ゴールド免許です。

〇金の特権〇

免許を取得したのが2018年7月でした。
そこから、5年が経過し、
ついにゴールド免許の仲間入りとなりました。

仕事の調整を付けて、7月13日。
最寄りの運転免許センターに、うだるような(茹でられているような)暑さのなか、自転車で向かいました。

木曜日の午後ということもあり、受付は空いていて、あっという間に30分間の講習へ。
ゴールド免許になると、講習が30分になったり、住民税が免除になったり、レンタカーを3割引きで借りられたり、痩せたり、関節痛がマシになったりと色んな特権を得ることができるわけですが、さっそく短い講習という特権を得ることとなったのです。

講習室には老若男女30人ほどの特権階級の民が集まっていて、30分の講習ですら長いといわんばかりの雰囲気がそこにありました。

私の隣には、ちょっと強面の(あおり運転とかしそうな)お兄さんが座っていましたが、きっとこのお兄さんも、横断歩道では必ず一旦停止をして、高速道路の合流でも、他の車が入ってきやすいような速度で運転をして、右折のタイミングを逃している対向車に道を譲る優良運転手なのでしょう。

講習は、はやく終われという暗黙の意思に慣れっこのおじさん講師が、担当していて、眠いとは思いますが、何とか頑張ってくださいなどと、面前に座る特権階級の民に丁寧にお願いをしていました。

講習自体は、特段特筆すべきことはなく、
いつだかに見たことがあるようなビデオを見せられ、こうしたビデオは定期的に更新しないと効果がないのではなどと思わないではないものの、特権階級なので、そっと心にしまいます。

そうして、30分の講習を経て、ついにゴールド免許を取得した私は、意気揚々とうだるような暑さを心地よいとすら思いながら、家に帰った。


さて、ゴールド免許を取得して絶対に気をつけようと思ったこと。
「止まれ」で「止まる」ことです。
ゴールド免許を取得したことを周囲に報告すると、取り立ては気を付けた方がいいよなどと忠告を受け、特に、一時不停止で違反を取られた、という方が多かったため、その忠告はしっかりと受け止めて、5年間違反なしで、向こう5年間も住民税免除で生活しようと心に決めました。

しかし、タイトルにもある通り、
やはり罠はあるのです。

〇青の切符〇

2023年7月29日午後5時29分
特権階級になって、わずか2週間とあまり。
交通違反の取り締まりを受けました。

違反名は、「禁止場所右折」
いやもちろん、知らない人の家に右折で入ったわけではなく、一方通行の道に入った訳でもありません。右折禁止のところで、右折をしたのが原因でした。

しかし、ここで1つ考えたいのが、
そんな初歩的なミスをするのか?ということです。青の矢印の標識自体の意味はわかるし、道路に右折レーンでもなければ、わざわざ曲がったりしないのではないか、そう思いませんか。



そこには、右折レーンがありました



右折レーンを右折して、禁止場所右折の違反を取られました。

つまり、これは警察によるミスであり、
私は、右折レーンに入って、右折をしただけで、これは警察による何としてでもゴールド免許を奪い取りたい策略…ではありませんでした。

「バス・タクシー専用」

右折レーンあるじゃん!!!

そう、この右折レーンはバスとタクシー専用のものでした。思えば、確かに、「バス・タクシー」という文字は目に見えていたものの、その先に一般車がいるのも見えていた(それは対向車線の左折車)ので、何の疑問も抱かず、右折したところ、パトカーがサイレンを鳴らして現れたわけです。

さて、ここで私が取れる手段は、つ。


1.謝って、素直に認める。
2.見てたなら止めてよ、などと文句を垂れる。
3.実はタクシーであると主張する。

おまわりさんは、
「あそこの交差点で右折してくるの見たんですけど」などと言いました。ならば、止めるのがあなた方の仕事なのではないですかと。

頭にてぬぐいを巻いて、全身真っ黒の人が街を歩いていたら、後をつけて、民家に入ったタイミングで捕まえるんですか、と、それじゃあ遅いじゃないですかと。私が右折レーンで律儀に対向車が過ぎるのを待っていた時に、だめだよ、そこは曲がれないよと言ってくれればよかったじゃないですかと。

そう思いかけたものの、やめました。
違反をしたことは事実なのですから。

残すは、3番です。
バスタクシー専用という前提に着目し、バスかタクシーであることを認めさせれば、ゴールド免許維持。ミッションクリアです。軽自動車だったので、バスは無理、言うとすればタクシーです。
しかしこれも現実的ではない(当たり前)ので、諦めました。

こうして、私は青の切符を図らずも獲得してしまい、次回のゴールドの資格をはやくも失いました。

まさか禁止場所右折という違反をすることになるとは思いませんでしたが、二度と捕まらない為にも、今後は二度と右折はせず、右に曲がる時には3回左折をしようと思います。

みなさまも交通違反にはお気をつけください。




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