世の中のモチベーション低下
どうしてこの世の中が維持出来ているかというと、それをしたい人間のモチベーションがあるからだと思います。経済面とモチベーション面です。
「もういいや」
とみんなが思うことを政治家やリーダーは回避する必要があると思います。失うものがない者は最強なのですが、高い社会性、モラル、使命感を持った方々が「最強の人」になることをいかに止めるかが重要です。
リーマンショック以来の危機、大不況を目の前にして株価は暴落し、中小の事業継続はかなりきつい状態です。
実際一般的な社畜サラリーマンは、給料さえもらえればいいので今の状況を楽しんで気楽に仕事をしている人が多いと思います。間違いなく。だからどうでもいいです。一方で経営者や投資家にとっては次元が違います。
今回経済的には残念ながら相当に落ち込むことがほぼ確定であり、僕自身も含めて大損失を受け入れていく必要があると思います。ただそれは決して無駄ではなく経験値アップや濃い人生を送る燃料になります。
そんな中で僕が心配しているのは、
希望や熱意が強制的に奪われた結果として、リスクをとって頑張っている人々の使命感が失われ、今後のイノベーションが起こりにくくなってしまう
ことです。
僕のケースでいうと、「もういいや」って感じで明日からホテル運営を止めてしまうことはとてもとても簡単なことです。正直僕自身は他人から非難されたり資産がなくなることは一時的なダメージであり全然大したことないと思っていますから。命や生活を取られる話ではありませんし。
でも宿泊者さんのことや従業員のことを考えて頑張って運営しています。この「もういいや」思考が世の中的に強くなると危険になると思いませんか?!
金融緩和はこれ以上は無理だし、大胆な経済政策を打ち出さないと、本当に壊滅状態となり、最後には大企業への影響が必ず出ます。何の能力や熱意も持たない大企業を放り出された失業者で溢れる世の中になるのかもしれません。無担保、無利子の融資とかほぼ意味ないです。
日本が終わることがより確実になってきたことはよいことですが、優秀や方や熱意のある方は新日本や新世界の発展のために報われてほしいなと思います。
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