高校事変Ⅴ 松岡圭祐

この間、約7ヵ月ぶりに本職の仕事をしました。

いやぁ仕事ができるって最高ですね。

国からいまだに自粛させられている状況です。また新たに補償してもらわないと厳しいです……。転職しなければならないのかなー。でも今の仕事楽しいんですよねぇ。どうしたものか……。

さて、今回は読書感想文です。

『高校事変Ⅴ』 松岡圭祐

【あらすじ】

武蔵小杉高校事変で優莉結衣(ゆうりゆい)に救われた濱林澪(はまばやしみお)はショックから不登校になっていた。編入の下見のため訪れていた農業高校で教師たちの振る舞いに異常を感じた澪は結衣に助けを求める。事変以来の再会だった。優莉匡太(ゆうりきょうた)亡き後の秩序再編をもくろむ半グレ組織、そして匡太の子たちを追い込むためには非常手段をも辞さない公安警察。国家規模の陰謀が新たな戦いを引き起こす。その渦中で、結衣はあまりにも意外な人物と遭遇する……。


シリーズ5作目です。なんとなく読み始めたので惰性で読んでいる感じになってます。つまらないわけではないんですが……。千里眼シリーズ、万能鑑定士Qシリーズと比べるといまいちなんですよねぇ。

千里眼では元自衛隊戦闘機初の女性パイロットでありながら、カウンセラーに転職をした岬美由紀。万能鑑定士Qでは勉強が全くできなかった凜田莉子が、ある人物との出会いで鑑定士の才能が開花する、人が死なないミステリーでした。

今回の主人公、優莉結衣は半グレ組織のボス、優莉匡太の娘です。幼いころから、人を殺す手段を叩きこまれます。そんな主人公です。

なのでめちゃくちゃ人が死にます。凄く死にます。高校生なのに一人で特殊部隊に勝っちゃいます。そんな主人公です。

主人公に魅力がないんですよねぇ……。ただの人殺しなので。快楽で人を殺してると表現されてますし。もちろん自分の身を守るためと、弱者を助けるためなんですが。

続きものなので詳しくは書けませんが、最低な教師、警察官、政治家、親子などなど、胸糞悪い大人たちがたくさん出ます。そいつらをザクザク殺します。

今回は優莉結衣のライバルが現れた感じですかね。

松岡圭祐氏の作品は結構映像化されてますね。面白いかどうかは別として。催眠、千里眼、蒼い瞳とニュアージュ、万能鑑定士Q、探偵の探偵、このへんは、映像化されてますね。並べてみると女性が主人公な作品が多い作家さんですね。漫画になってるのもありますね。高校事変は漫画になってます。

好きな作家さんなので続きは読みます。さてどういった完結のしかたをするのか。

2020年10月2日

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