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どぶろっくの『パンティのライン』について本気出して考えてみたよ。

今日はちょっと下ネタに走りますね。

キングオブコントで優勝してたどぶろっく。
キングオブコントでは「大きなイチ◯ツ♪」ネタでしたが、
その他にもいろんな歌ネタがあります。
「もしかしてだけど」とかは有名だよね。……ね?

ですが、今回お話したいのは名曲「パンティーのライン」について。
この歌、要はスキニーとかピッタリしたラインの服を来ている女性に
浮かび上がるパンティーのラインへの愛を歌っている歌なわけなんですが、この歌の魅力をちょっと語りたいと思います。

魅力1:パンティーってw

まず真っ先に浮かぶ魅力がこれですね。今日日誰がパンツのことをパンティーっていいますか?
昭和の青少年と、昭和を生きたおっさんくらいしか言いませんよ。
でも確かにパンツよりもはるかにエロティシズムを想起させる言葉ということも確か。
つまりパンティーという言葉にはノスタルジーとエロティシズム、二つの魔法が掛かっているということです。さらにいえば変態性のようなものすら感じます。
このようなワーディングをチョイスしたどぶろっくをわたしは称賛したい。

魅力2:パンティーのラインというフェティシズム

直接的に、どストレートにエロいわけじゃないんだけど、なんだか男を引きつけてやまない魅力のあるものはこの世の中に山程あります。

それこそ昭和の時代ならパンチラなんかが代表格だったように思います。
しかし、パンツスタイルがより一層定番化し、あるいはマキシワンピなるものも一般化、さらには体鍛える系女子にいたってはスパッツ的なもので出歩く人もいる昨今のフェティシズムを体現しているのは、どぶろっくに言われるまでもなく「パンティーのライン」なんじゃないでしょうか。
この時代を読み解く嗅覚もどぶろっくの先進性を表しているといって過言ではないと思うのです。

魅力3:安易なエロは許さない矜持

この「パンティーのライン」という名曲の歌詞の中には、以下のような歌詞があるのです。

プリーズプリーズ約束してくれ
Tバックなんてはかないことを

どうですか?すごいでしょ?(なにが?)
これを見てくださっているみなさまにはむしろ失礼にあたると思いますが、解説させていただけますか?

Tバック。それは、普通のパンティーに比べて極端に布面積が少なく、太古の昔よりエロの象徴として君臨してきた下着といって過言ではないと思います。
あの細い紐しかない頼りなさが女性の儚さを強調させ、にも関わらずそれとはまったく逆の、そう、一種好戦的な印象を同時に与えるというマジックアイテムなのです。

しかし!!!!!

しかし、それはあくまで下着姿だからこその特殊効果。
服を来ている際は、むしろTバックは下着のラインを隠し、体のラインを美しく見せるアイテム。つまりは黒子に徹することになるのです。
まあ、それはそれで、羽織の裏側に装飾を施す江戸っ子の粋と似たような気概も感じるわけですが。。。

ゴホン 話を戻しましょう。
そう、つまりどぶろっくは、Tバックが持つ有る種の攻撃性と、ファッション性という2つの側面を完璧に理解した上で、布面積が小さいという、わかりやすいエロを否定しているのです。

違う、そうじゃない。俺たちが見たいのは、見てはいけないエロなんだ。

そう語りかけるどぶろっくの真剣な表情が目に浮かぶようです。

「パンティーのライン」という歌はエロい歌だけれど、けっして単純なエロさを賛美する単純な歌などではなく、見てはいけないけど見たい…そんな男の複雑なフェティシズムを歌った歌なのである。
それでいて伝えたいことは単純明快なエロなのだ。これはもう素晴らしいのひと言だ。

それはもう、なんていうんだろうか。
様々なスパイスや素材を煮込んだ末に出来上がる、透き通ったスープのような完成度がそこにはある。

Tバックの持つ相反する二つの機能を的確に捉え、なおかつ安易なエロに流されない。ここに、どぶろっくの職人魂を感じずにはいられないのです。
そして、Tバックを否定することで、つまり王道を貶すことで、パンティーのラインという偏執狂的嗜好を、まるで『これがスタンダードだ!』と言わんばかりのものに昇華させているのです。

ああ、これをプロの技と言わずしてなんと言えばいいのか。
わたしはどぶろっくの持つあふれだすエロへの愛に、感涙を禁じえない。

以上のように、どぶろっくはけして低レベルに下ネタを垂れ流す存在ではなく、エロを愛してやまない紳士であり、プロの歌手(!)であるということをわたしは主張したい!

それでは聞いてください。
どぶろっくで「魅惑のパンティーのライン」。

https://www.youtube.com/watch?v=KFCjdyqraZE


(………プロの芸人、どこいった?)

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