俺はなんのために生きているんだろう…

こんな青臭い悩みを思春期に考えたことはありませんか？
あるいは大学で暇を持て余しているときだったり、社会人になりたてのころだったり、こんなことを考えたことはありませんか？
もしかしたら、今まさに考えている人もいるかもしれませんね。

年明け早々ダウナーな感じですんません。

どうも、おはこんばんちは、僕です。
そんなわけで今日のテーマは「生きる意味」について。
これはね、ホント、僕が生きてきた約４０年のはじめから今まで変わらずに人々を悩ませ続ける永遠の哲学的なテーマだと思います。
もちろん、僕だって考えたことはあります。僕だって人間ですからね。

ちなみにこれ、生きる意味が見いだせないって悩んでいるよりも、生きる意味を見つけた気になっている人のほうが重症だと思います、僕は。

恋をしていたり、結婚するときなんかに「君を幸せにするために生まれてきた」だとか、子どもができたら「こいつらを立派に育てるために生まれてきた」だとか、あるいは仕事をバリバリこなしているときに「この仕事で人々を喜ばせるために生まれてきた」だとか言っちゃう人とかいますよね。

僕なんかからすると「なにを言ってんだ」、と。

正直言って、その生きる意味、他の人でも出来ますからね。
たいてい生きる意味で行き着くことって、なにかに依存している状態なんですよね。

自分がいないと幸せになれない、なんて相手のことをなめすぎだし、
子どもを立派にっていうけど、その立派って誰基準？ってなりますし、
仕事なんて基本代わりがいるものなんです。

つまり、生きる意味に設定させていただきました、もしくは、そう思い込ませていただきますっていう状態なんですよねー、これって。
しかもたいていこういうこと言う人ってなにかしらの夢破れた人だったりするんですよね。
自分は夢に破れたけど、新たな意味を見出したんだと自分を納得させたいのでしょう。
あれれ、前の生きる意味、どこいったん？

じゃあ、なにが正解か、というと、これは僕にもわかりません。
わからないから哲学的なテーマなんです。
で、わからないことを考えても仕方ないと思いませんか？
そんなことは厭世的な哲人やら宗教家やらに任せておきましょうよ。

そもそも生まれてきたことに意味などないと考えるほうが自然でしょう。
さっきも言ったように生きる意味って他人や職業など、自分以外に依存しているんですよね。
ただ、与えられた生を最大限生きる。それでいいじゃないですか。

自分を信じて、自分のやっていることを自分で肯定することができれば、そこに意味などいらないのですよ。結局のところ、生きる意味を明言する意味って他人からの評価を得るための手段でしかないんです。
歴史的偉人とか大企業の社長とか、世界的アーティストなんかが「◯◯のために生まれてきた」って言っているのは、だからなんです。
明言することで商品、あるいは会社、サービスを売りたいからプロモーションとして明言しているだけなんす。

だから、

生きる意味を探すのなんてやめましょうよ。
意味なんかないんですよ、誰の人生にも。
それよりも重要なのは、自分のしたいことをしてきたか、ということです。
変に高尚な名前をつけるから、失敗したときに凹むんですよ。
どんな成功も失敗も、自分からすればただのそのときの気分です。

なにかをするときに、他人をダシにするのは一種の逃げですよね。
エゴむき出しで自分が主語で語れるほうがかっこいいと思うんですよ、俺は。
俺が世の中をこうしたい、だとか、俺が満足できるように子どもたちを育て上げたいだとか、俺がお前を幸せにしたいと思っているとか、そういう言い方が聞いてて気持ちいいです。
これって生きる意味じゃないですよね。単なるエゴ。
でも清々しい。
逆に冒頭のような生きる意味って、子どもを立派に育てなければ…とか、幸せにしなければ…とか、世の中をよくしなければ…とかって、誰もお願いしてないのに無駄に責任を負ってる感じがしてうっとおしくないですか？
こういう思考だと、自分の思い通りにいかないと、誰かのためにやっていたはずがその誰かを責めてしまうことになったりします。

だからね、生きる意味という言葉でよそに依存するのはもう終わりにしましょう。生きる意味は自分の中にだってないけど、少なくともどう生きたいかは自分の中にあるはずです。それに従っていくのがたぶん正解です。

大丈夫。それなりに魅力的な人間であれば、生きる意味は勝手に外野が付けてくれます。

なので、生きる意味とはなんぞや、という問に僕なりの回答を示すとすれば、たぶん以下のような感じになります。

生きる意味とは、
自分らしく生きた人生の総決算。
生きているうちはわからないもの。
死んだあとに弔辞を聞けばわかるかもね。

あ、ちなみに生きる意味というものは間違っても降ってくるものではありません。なので、考えるのも待つのも時間の無駄です。本能に従って楽しんでいきましょう。
と、できなかった人（わたし）が言っています。