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「強くなる」とは、「鈍くなる」こと。


年を重ねるにつれて悩むことが少なくなった。会社で上司に怒られてもヘマをしても、落ち込んだり、悩んだりすることもなくなった。だが、そんな私も最初からタフなわけではなかった。LINEの返信が遅いとすぐに不安になっていたし、アルバイトで失敗した日には、ほかのことがあまり手につかなくなっていた。根本的には神経質で心配性なのだ。


中学、高校はよく悩んだ。
私が悩まなくなったのは、「悩む」ということについて、よく考えたからだ。最初から悩まなかった訳ではない。むしろ中学、高校時代はよく悩む方だった。

人から酷いを言われれば、傷つくし、大切な人から嫌われると悲しいし、ちゃんとダメージを受ける。私の中でも大きく変わったのは、ダメージを受けることと悩むことを混同しなくなったことだ。それが悩まないことの鍵になる。

何かしら精神的にダメージを受けると、それをリカバリーするために考えて解決しようとする。だが精神的なダメージを考えて解決しようとするのは、簡単ではない。考えれば考えるほどダメージが増幅するし、疲弊もする。精神とはそういうものだと思う。

よく悩む性格だったからこそ、考えれば考えるほど精神は悪い方向に向かうし、繊細になっていくのに気がついた。悩まないためにはとにかく考えないことが最善の策であると、考えるようになった。

鈍くなる。強くなる。
嫌なこと、傷つくことがあった時こそ、できるだけ考えないことに努めなければならない。運動をしたり、何かに没頭したりして、積極的に考えないようにするのだ。

精神的ダメージを受けたときにとにかく考えないという行為は、私の中で習慣化されるようになった。私の場合はジョギングをして、考えないようにしている。理由は単純で、ハードな運動の方が考える余裕がなくなるし、体を疲れさせた方がぐっすり眠れるからだ。

そうやって、次の朝を迎えると、ショックを受けていたこと意外と大したことではないように思える。

繊細でよく悩む人ほど試してほしいのだが、考えなければ考えないほど、悩みというのは大したものではなくなっていく。

怪我の傷口をいじるほど治りが遅くなるのと同じで、心のダメージも下手に触らずに、自己治癒力に任した方が治りが早いのだ。

そして、習慣化されていくうちに、今まで動じていたことや悩んでいたことについても、なんとも思わなくなっていく。ダメージを受けたものが、かすり傷ひとつつかなくなるのだ。

精神的にタフになるということは、鈍くなるということだ。いくらタフになろうともそれだけは心に留めておかなければならない。

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