1.母子家庭で育った私。

幼い頃に両親が離婚し、母子家庭で育てられました。とは言っても、母方の両親の家に住ましてもらったおかげで、貧しさを強く感じるような生活にはなりませんでした。旅行にも連れて行ってもらえたし、外食の機会も沢山つくってくれました。

しかし、学費となると別です。祖父母に負担してもらっていたのはあくまでも生活費で、学費は母が払っていました。そうなると当然、塾には行くことができなかったですし、私立の大学に行くことも考えませんでした。

2.大学に行ってもいいのだろうか？

大学に行くとしたら、奨学金を使うことになるのは分かっていましたが、奨学金(借金)をしてまで、大学に行くべきだろうかと疑問に思うようになりました。

特に学びたいことや、就きたい職業などはありませんでした。そんな私が大学に行くか悩んだのは、大卒の方が何となく給料がいいとか、何となくいい仕事に就けるだとか、大したことない理由でした。

大したことのない理由でしたが、私は大学進学することを選びます。経済的な面で貧しい思いをしたからこそ、大卒の給料の良い仕事や大手企業で働きたいという欲求は捨てきれませんでした。

3.大学に行って。。。