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INTJのジレンマ。「感情理解は得意」でも「感情表現は苦手」


INTJ とは?
INTJとはMBTIと呼ばれる性格診断テストによって、分類される性格タイプの一つです。

INTJ は、内向型 (Introverted)、直観型 (Intuitive)、思考型 (Thinking)、判断型 (Judging) の頭文字を取ったもので、その性格といえば

この上なく孤独、そして最も希少で戦略に長けている性格タイプのひとつで、建築家型の人達自身、これをすべて痛いほど感じています。全人口のわずか2%を占めていて、特に女性が珍しく、全人口のたった0.8%です。自分と同じ考えを持ち、その飽くなき知的追求心や、まるでチェス試合のような駆け引きについていける人を見つけるのに苦労することが多いのです。想像力が豊かな一方で決断力があり、野心に溢れている反面、引っ込み思案で、驚くほど好奇心がありますが、エネルギーを浪費しません。

建築家型の性格


INTJというMBTIのタイプは、感情との複雑な関係を抱えています。一般的に、「感情がない」と誤解されがちですが、実際には感情があります。この記事では、INTJの感情について、その理解と表現に関する側面について紹介します。


「感情がない」との誤解
INTJに関する議論をインターネットで見ると「INTJは感情がない」という誤解が広まっています。しかし、実際にはINTJも感情を持っており、感情は生活に深く組み込まれています。自分の性格を嘆くことありますし、映画を見て、涙を流すこともあります。INTJは感情を考慮に入れて判断を下します。

感情の理解が得意
INTJは感情を理解し、他人の感情を読み取ることに得意です。心の機微や感情の変化に気づき、それを分析することができます。NiとFiの機能が働くと、顔色の変化や些細な行動に敏感に反応し、他人の感情に深入りして考えすぎることもあります。ただし、NiとFiでは思考のループに陥って結論が出ないことがあります。INTJはこのループ的な思考を嫌うために、Teで考えようとします。意識的に感情を切り離そうとした結果、INTJは感情がないと思われてしまうことがあるのです。

感情表現が苦手
一方で、INTJは感情を表現することが苦手です。感情を言葉や表情、ジェスチャーで表現することが難しいと思うことがあります。Seが劣等機能であるため感じ取る力が弱く、自分自身の感情が自然と表情に出ないのです。私の場合は無理にリアクションをすると、自分らしさを失っていると感じて、とても疲れます。感情を表に出すというのが非常に苦手な性格です。

感情的になると無力感を感じる
INTJは感情的になることが少なく、感情が支配的になると、自分が無能であると感じることがあります。感情的になればなるほど、決断力が無くなって、物事を前に進められなくなります。何も決めることができず、惨めな気持ちに陥ることもあります。このため、感情をコントロールし、切り離そうとする傾向があります。



INTJはNiとFiを持っていることから、本来は感情に敏感なタイプです。他人の感情を敏感に感じ取るものの、Seが劣等で自分の感情は表に出ない。もう少し理解してもらいたいと思うこともあるものの、自分自身のせいであるため仕方がないと考える。それがINTJのジレンマです。

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