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ジェンガ。

ドリルです。


昨日 ハチロウの記事を読んで思い出しました。


そういえば…………



ゴミ屋敷やったなぁ……………




僕の家!!



いや、僕は ゴミ屋敷さんじゃ無いですが 家は 正直ゴミ屋敷でした。


間取りは、過去の記事で紹介してるので見てもらえるとわかりやすいのですが、

こちらです⤵︎

という感じのボロい文化住宅です。


家の中は 物が多過ぎるというか、ホントに

「これ、地震が来たら死ぬよね?」


レベルで 物が積み上がっていて タンスの上に何が入っているのか分からない 何かが天井まで積み上げられていました。


そのタンスも家が クソ狭いにも関わらず5棹(さお)ありました。

タンスに囲まれて過ごす生活。

タンスの圧迫感は かなりのものですが 人間とは 凄いもので 慣れます。


いつ地震が来てもおかしくない日本で 平和ボケというか地震なんて来るわけがない。そう思っていました。



しかし、その地震は 明け方 いきなりきました。


1995年1月17日 僕が まだ中学生の時です。

当時 飼っていたセキセイインコ(名前は トパーズ)が 何故か急に騒ぎ出しました。

僕は トリカゴの中でトパーズが騒ぎ、鳴きまくるので 目がさめました。


「ん?どうしたん トパーズ?」


と 言い終わるや否や、


ドーン!!


と下から突き上がるような 揺れを感じました!



僕は 何故か 急いでトリカゴの上に覆い被さるようにして トパーズを守ろうとしました。


すると 姉も凄い揺れで起きたらしく、

「ドリル!何してんの!早く外に出るで!早く!」


と 大声で叫んでいましたが、僕は その場を動けず

ずっと目をつぶって トリカゴに覆い被さっていました。



姉が 急いで下に降りていく 階段の音と 家にある全ての物が ガタガタ ガタガタと揺れる音がしていました。



僕は ガタガタと震えながらトリカゴに目をつぶって抱きつき揺れが おさまるのをただ じっと待つだけでした。




そして、少しずつ揺れが おさまり恐る恐る ゆっくり目を開ける。


「よかった……トパーズは 無事や!」






そして、振り返り家の中を見回すと そこには 衝撃的な光景が広がっていた。





「ウソやろ!!



何も倒れてない!!


ジェンガみたいに積み上がってたのに!?」


姉が 急いで階段を駆け上がってくる音がする。



「ドリル!!大丈夫!!」



「あぁ、うん、てゆうか あんだけ揺れてたのに何も倒れてないねん!凄くない!」



凄いな!多分 積み上げ過ぎて天井まで 当たってるから突っ張り棒みたいな効果が 起きてるんやわ!

奇跡や……ゴミ屋敷の奇跡やわ!!」



「トパーズも無事でよかった。」



「ほんま、姉ちゃん アンタとトパーズがタンスの下敷きなってるんちゃうかとドキドキもんやったで。

鳥が 大事なんは わかるけど すぐに逃げなあかんで!

この家に 本来なら安全な とこなんか ないねんから!」



うん、ごめん。それより お母さん大丈夫かな?」


そう 姉と話していると、


「ドリル!!姉ちゃん!!

おるんか!!大丈夫か!!」


そう叫びながら 階段を駆け上がる足音がする。


「お母さん!無事やで!ドリルもトパーズも奇跡的に 無傷やわ!」



顔を真っ赤にし 息を切らした 母の顔が見える。


「よかったぁ。お母ちゃん コンビニにおったら 急に『ドーン』なって『グラグラァ 』なって アンタら心配で ほんで 飛んで帰ってきたがな!」



「それより お母ちゃん すごない?何も倒れてないなんで!」




「ほんまやな!

奇跡や………ゴミ屋敷の奇跡やんか!!」



それさっき ワタシ言うたわ……。

それより あのタンスの上の荷物、いったい 何入ってんの?」




「あぁ、あれか?あれは………大事なもんや。」


この話の本当度 100%

タンスの上に乗っている 大事な物の正体は 僕が引っ越しをする為 家を整理した時に 明らかになります。

その話は また、後日させて頂きます。


余談ですが、箪笥(タンス)の数え方って棹(さお)って数えるんですね!知ってたけど。

その語源を辿ると、箪笥が普及する以前の江戸初期には、長持の下部に車を付けた「車長持」が流行していたそうです。


火事の際、長持ごと曳いて運び出せるので便利でしたが、明暦3年(1657)に起こった「明暦の大火」と呼ばれる江戸の大半を焼いたという大火事の時に、皆が一斉に車長持を引き出したので、路地がふさがれて大惨事になったそうです。


そのため幕府は、江戸、大阪、京都の三都で車長持の製造を禁止します。その後の長持は、棹を通して担いで運べるタイプが主流になりました。
その頃から普及し始めた箪笥にも、棹を通して運べる構造が取り入れられ、一棹、二棹…と数えるようになったと言われています。

まぁ、今じゃ棹なんて使って運んでる 引っ越し業者みたことないですけどね!

仕事 キッチリ!!

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サポートとは?・・・データマイニングの際の、相関分析の指標のひとつで、ある関連購買における支持率を表す。たとえば砂糖について卵の関連購買でサポートが20%の場合、砂糖と卵を一緒に購入する顧客が顧客全体の20%という意味である。 要するに心から嬉しいということでです!